特許
J-GLOBAL ID:200903056703489592

磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-281072
公開番号(公開出願番号):特開平5-125446
出願日: 1991年10月28日
公開日(公表日): 1993年05月21日
要約:
【要約】【目的】 高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法を提案するものである。【構成】 SL基本成分及びこれにSn:0.02〜0.15%を添加した鋼塊を1200°C以下の温度で熱延し、熱延板焼鈍をした後80%以上の圧延率で冷延し、脱炭焼鈍、窒化処理、仕上焼鈍をする一連のSLプロセスにおいて、熱延板焼鈍温度Tを1240-2.1AlR>1310-1.8AlRの範囲になるように設定し、180秒以内均熱した後、800°C〜950°Cに30秒〜300秒以内滞留させた後急冷することを特徴とする。(AlR:酸可溶性〔Al〕-27/14〔N〕)【効果】 〔Al〕,〔N〕の変動に影響されない高磁束密度一方向性電磁鋼板を製造する。
請求項(抜粋):
重量でC:0.025〜0.075%、Si:2.5〜4.5%、S<0.015%、 酸可溶性Al:0.015〜0.040%、N<0.010%、 Mn:0.050〜0.45%を含有し残部Fe及び不可避的不純物からなる電磁鋼スラブを1200°C以下の温度に加熱した後、熱延し、一回または中間焼鈍を介挿する二回以上の圧延でその最終圧延率を80%以上とし、ついで脱炭焼鈍、仕上焼鈍をする一方向性電磁鋼板の製造において、最終冷延前の鋼板の焼鈍を2段均熱とし、その高温側の温度をT°Cとした場合、熱延板の成分から求めたAl<SB>R </SB>(酸可溶性Al-27/14×N)(ppm)との関係が1240-2.1Al<SB>R </SB>>T>1310-1.8Al<SB>R </SB>(最高温度:1150°C最低温度:950°C)の範囲になるように設定し、この温度で180秒以内均熱した後、低温側750°C〜900°Cに30秒以上300秒以内滞留させ、ついで室温まで10°C/sec 以上の速度で冷却する熱処理と、脱炭焼鈍から仕上焼鈍の二次再結晶開始温度までの間に、鋼板に窒化処理をすることを特徴とする磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C21D 8/12 ,  C23C 8/26 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/18
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-259019

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