特許
J-GLOBAL ID:200903056724641700

有機自硬性鋳型を用いた鋳造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-137842
公開番号(公開出願番号):特開平5-305385
出願日: 1992年04月30日
公開日(公表日): 1993年11月19日
要約:
【要約】【目的】 有機自硬性鋳型を用いた鋳造法において、その臭気発生源での脱臭を図って、鋳造工場内の作業環境を改善し、ひいては鋳造工場全体の公害対策に寄与せしめ、また大型の脱臭設備を用いることなく、発生する臭気の処理に適宜に応じることが出来、更には脱臭コストの低減をも図り得る技術を提供する。【構成】 有機自硬性鋳型の上型2、下型4の鋳枠内に吸気層を設け、該吸気層を外部の排気通路に接続せしめる一方、該排気通路上に、上流側より、真空ポンプ8、圧縮機10、蓄圧器12、脱臭器14を順次設けて、真空ポンプ8の吸引作用によって、金属溶湯の注湯時に鋳物砂から生じる臭気乃至はガスを排気通路に導き、圧縮機10にて圧縮した後、蓄圧器12を介して、脱臭器14に流入させると共に、その臭気乃至はガスを、脱臭器14内の圧力が所定の圧力に到達するまで、脱臭器14内に滞留させるようにする。
請求項(抜粋):
有機自硬性の鋳物砂にて所定の鋳枠内に鋳造キャビティを形成して、造型された有機自硬性鋳型を用い、かかる鋳型内の鋳造キャビティに所定の金属溶湯を注湯して、目的とする鋳物製品を鋳造するに際し、前記有機自硬性鋳型における鋳枠の内側に位置するように吸気層を設けて、該吸気層を外部の排気通路に接続せしめる一方、該排気通路上に、上流側より、吸気手段、圧縮機、蓄圧器、並びに所定の容器内に脱臭剤を充填してなる脱臭器を順次設けて、前記金属溶湯の注湯時に鋳物砂から生じる臭気乃至はガスを、該吸気手段の吸引作用によって排気通路に導き、そして該圧縮機にて圧縮した後、前記蓄圧器を介して、前記脱臭器に流入させると共に、その臭気乃至はガスを、脱臭器内の圧力が所定の圧力に到達するまで、該脱臭器内に滞留させるようにしたことを特徴とする有機自硬性鋳型を用いた鋳造法。
IPC (3件):
B22C 9/00 ,  B01D 53/34 116 ,  B22C 1/00

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