特許
J-GLOBAL ID:200903056727708821

電圧形インバータの制御回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-226307
公開番号(公開出願番号):特開平6-078552
出願日: 1992年08月26日
公開日(公表日): 1994年03月18日
要約:
【要約】【目的】インバータに接続した負荷の過電流に対する保護機能を有し、試験・調整が容易で且つ非線形特性負荷の場合でも波形歪み率を抑制出来るようにすることにある。【構成】電圧制御ループの内側に電流制御ループを設け、電圧制御ループから電流制御ループへ与える電流指令値を制限することで、過電流に対する保護が容易に行える。又、電圧・電流信号を所謂回転座標系であるd-q軸成分に分解し、且つ電圧・電流両制御ループにそれぞれ別個の非干渉回路網を設け、2軸成分を独立してスカラ量で制御出来る構成にして、試験・調整作業を容易にしている。更に電圧調整手段は可変構造形にして所謂滑り状態制御を行わせるので、整流器のような非線形特性負荷を接続した場合でも出力電圧は常に目標値に向かって瞬時に制御され、出力電圧波形の歪み率を小さな値に抑制する。
請求項(抜粋):
直流を交流に変換するインバータの交流出力側にリアクトルとコンデンサとでなるフィルタを設け、このフィルタ出力側で検出する出力電圧検出値と別途に設定する出力電圧指令値との偏差を入力して、この入力偏差を零にする制御信号を出力する電圧調節手段を備え、この電圧調節手段の出力信号で前記インバータを制御する電圧形インバータの制御回路において、前記電圧調節手段が出力する制御信号と前記インバータ出力側で検出するインバータ電流検出値との偏差を入力して、この入力偏差を零にする制御信号を出力する電流調節手段を備え、この電流調節手段の出力信号で前記インバータを制御することを特徴とする電圧形インバータの制御回路。

前のページに戻る