特許

J-GLOBAL ID：200903056732156454

タイヤ状態監視装置

発明者： 加藤 道哉
出願人/特許権者： 太平洋工業株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2001-163634
公開番号（公開出願番号）：特開2002-240521
出願日： 2001年05月31日
公開日（公表日）： 2002年08月28日
要約：

【要約】【課題】発信元の送信機を自動的に特定することができるようにし、初期登録作業の必要をなくす。【解決手段】送信機は、対応するタイヤの回転に伴い特定のパターン信号を発生する回転方向センサを備える。左タイヤ中の送信機の回転方向センサが発生するパターン信号は、右タイヤ中の送信機の回転方向センサが発生するパターン信号とは異なる。前側受信アンテナ21は、左右の前タイヤに対応するように設けられる。後側受信アンテナ22は、左右の後タイヤに対応するように設けられる。受信機5は、両受信アンテナ21,22をコントローラ20に択一的に接続する切換回路23を備える。送信機の1つが電波を発信したとき、コントローラ20は、両受信アンテナ21,22からそれぞれ入力される信号のレベルと、送信機からの発信データ中に含まれるパターン信号を示すデータとに基づき、発信元の送信機を特定する。

請求項（抜粋）：

車両に設けられた複数のタイヤの状態を監視するためのタイヤ状態監視装置であって、タイヤは、車両の前部に設けられる左右の前タイヤと、車両の後部に設けられる左右の後タイヤとを含み、各タイヤに設けられる送信機であって、該送信機は、対応するタイヤの状態を検出する状態検出手段と、対応するタイヤの回転に伴い特定のパターン信号を発生する信号発生手段とを備え、左タイヤに設けられた送信機の信号発生手段が発生するパターン信号は、右タイヤに設けられた送信機の信号発生手段が発生するパターン信号とは異なり、各送信機はタイヤ状態を示すデータとパターン信号を示すデータとを含むデータを無線電波によって送信することと、左右の前タイヤに対応するように車両の車体に設けられ、主に左右の前タイヤに設けられた送信機からの無線電波を受信する前側受信アンテナと、左右の後タイヤに対応するように車両の車体に設けられ、主に左右の後タイヤに設けられた送信機からの無線電波を受信する後側受信アンテナと、前側受信アンテナ及び後側受信アンテナから受信信号を受け取る制御手段と、前側受信アンテナと後側受信アンテナとを制御手段に択一的に接続する切換手段とを備え、送信機の1つが電波を発信したとき、制御手段は、前側受信アンテナ及び後側受信アンテナからそれぞれ入力される受信信号のレベルと、送信機からの発信データ中に含まれるパターン信号を示すデータとに基づき、発信元の送信機を特定することを特徴とするタイヤ状態監視装置。