特許
J-GLOBAL ID:200903056745718516

ドップラレーダの信号処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田澤 博昭 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-021696
公開番号(公開出願番号):特開平6-214016
出願日: 1993年01月18日
公開日(公表日): 1994年08月05日
要約:
【要約】【目的】 地形等による反射信号の強弱にかかわらず、その反射信号の影響を充分に除去できるドップラレーダの信号処理装置を得る。【構成】 AD変換された受信信号に対してMTI処理およびパルスペア処理を施して検出した平均速度と標準偏差と、AD変換された受信信号あるいはそれをMTI処理した信号に基づいて受信信号の周波数分析を行った後、クラッタ除去処理を施した信号より検出した速度信号とを、クラッタ除去処理部が反射信号の強弱に基づいて生成する制御信号によって切り換える。【効果】 地形や海面等による反射信号が強い場合でも、その反射信号によって速度信号の誤差が増大するのが防止され、精度のよい気象観測が可能となる。
請求項(抜粋):
ドップラレーダの受信信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換部と、前記アナログ・ディジタル変換部の出力する信号に移動目標表示方式に基づく処理を施して、固定目標からの反射信号を除去して移動している観測対象からの反射信号を明瞭化する移動目標表示処理部と、前記移動目標表示処理部の出力する信号にパルスペア処理を施して前記観測対象の平均速度を検出するパルスペア処理部と、前記アナログ・ディジタル変換部の出力する信号に基づいて、前記受信信号の周波数を分析する周波数分析処理部と、前記周波数分析処理部の出力する信号にクラッタ除去処理を施して地形や海面による反射信号を除去するとともに、当該反射信号の大きさに基づく制御信号を発生するクラッタ除去処理部と、前記クラッタ除去処理部で前記反射信号の除去された信号に基づいて、前記受信信号より速度信号を検出する平均速度検出部と、前記クラッタ除去処理部からの前記制御信号に従って、前記パルスペア処理部の出力する信号と前記平均速度検出部の出力する信号の一方を選択する信号切換部と、前記信号切換部で選択された信号を処理して以後の処理に出力する速度信号処理部とを備えたドップラレーダの信号処理装置。

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