特許
J-GLOBAL ID:200903056756890140

液体封入型防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-184242
公開番号(公開出願番号):特開平11-030268
出願日: 1997年07月10日
公開日(公表日): 1999年02月02日
要約:
【要約】【課題】 エンジンシェイク、アイドル振動に加えて、こもり音や加速時騒音と低周波の良路走行振動を効果的に低減する。【解決手段】 第1,第2主室18,30と第1,第2副室19,20を設ける。第1主室18と第2主室30を、所定振幅以上の振動の入力時にばね荷重が急増する非線形特性の弾性膜ユニット35で仕切る。第1主室18と第1副室19を第1オリフィス27で連通し、第2主室30と第1副室19、第2主室30と第2副室20を夫々第2オリフィス28と第3オリフィス29で連通する。大振幅時には弾性膜ユニット35が第1,第2主室18,30間の流動を規制する。大振幅振動時の共振系の共振周波数をエンジンシェイク領域に設定する。小振幅振動時の3つの共振系の共振周波数を、夫々、良路走行振動領域、アイドル振動領域、こもり音・加速時騒音領域に設定する。
請求項(抜粋):
拡張弾性を有する主液室と副液室と、これら主液室と副液室とを連通するオリフィスを備えた液体封入型防振装置において、前記主液室を、振動入力側に位置される第1主室と、この第1主室に隣接して配置される第2主室とで構成する一方で、前記副液室を、互いに独立した拡張弾性壁を有する第1副室と第2副室とで構成し、前記第1主室と第2主室を、所定振幅以上の振動の入力時にばね荷重が急増する非線形特性の弾性膜ユニットで仕切り、前記第1主室と第1副室を第1オリフィスで連通し、前記第2主室と第1副室、第2主室と第2副室を夫々第2オリフィスと第3オリフィスで連通すると共に、前記第1主室、第1副室のばねと第1オリフィスの等価質量とによる大振幅時の共振系の共振周波数を、エンジンシェイク領域の周波数に設定し、前記第1主室、第1副室のばね、前記弾性膜ユニットの小振幅域でのばねと、前記第1オリフィスの等価質量とによる小振幅時の第1の共振系の共振周波数を、低周波の良路走行振動領域の周波数に、前記第1主室、第1副室のばね、前記弾性膜ユニットの小振幅域でのばねと、前記第2オリフィスの等価質量とによる小振幅時の第2の共振系の共振周波数を、アイドル振動領域の周波数に、前記第1主室、第2副室のばね、前記弾性膜ユニットの小振幅域でのばねと、前記第3オリフィスの等価質量とによる小振幅時の第3の共振系の共振周波数を、こもり音・加速時騒音領域の周波数に夫々設定したことを特徴とする液体封入型防振装置。
IPC (2件):
F16F 13/14 ,  B60K 5/12
FI (2件):
F16F 13/00 620 W ,  B60K 5/12 F

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