特許
J-GLOBAL ID:200903056790388519

液中軸承のない、マグネットを動力源とするポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-117606
公開番号(公開出願番号):特開平8-277794
出願日: 1995年04月05日
公開日(公表日): 1996年10月22日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】マグネットポンプ故障の最大の原因である軸承及びキャンの故障をなくす。【構成】インペラーの背面に中空円筒のローター3が固定してある。内外二重円筒のキャンがあり外側キャンの外側と内側キャンの内側に相対応した永久磁石筒(内外磁石筒)を同一モーターで対応位置を保ったままで回転させる。内外キャンの隙間にローター3を差し込みこの隙間でフリーの状態で回転するようにしてある。内外磁石筒を外部のモーター20で回転させる。
請求項(抜粋):
【請求項I】ポンプケーシングよりインペラー中央の孔(以下吸入孔と記す)を突き抜ける管(以下導水管と記す)を通し導水管の出口は閉塞しておく。導水管外径は吸入孔内径より少し小さくし両者間に僅かの隙間を持たせ、且つ吸入孔内の揚水口に対応する導水管壁に複数個の孔(以下導水孔と記す)をあけておく。導水管入口側方向を前面側、反対側を後面側とする。インペラーの後面側に非磁性、良電導性の材料で作られた中空円筒(以下ローターと記す)をインペラーの中心に合わせてインペラーに固定する。インペラーはポンプケーシング内で周囲と連結された部分はない。非磁性、高電気抵抗の材料で作られた厚みの薄い二重の同心の中空円筒容器を用意し、外側の円筒を外側キャン、内側の円筒を内側キャンと称する事とする。内側キャンは前面側が底をなし後面側は開放されている。内側キャンの底内面中央にベアリングを固定、底中央外側に凸起をつけておく、この凸起は導水管出口を閉鎖している壁にあけられた穴に入り込むようにする。外側キャンは前面が開放、その後面側端と、内側キャンの後面側端間の隙間は閉鎖させて接続し両側キャンを一体とする。亦外側キャンの前面側端の外側をポンプケーシングと接続しておく。ポンプインペラーに固定されているローターはこの両キャンの隙間に入り込んでそこで回転しうるようにしておく。後面側に底を有する鉄製中空円筒の内部にその内面に沿わせて複数の円弧状永久磁石を相隣れる磁石の極が異なる様配列固定した内部空芯の磁石筒(以下外磁石筒と記す)を用意し之を外側キャンの外周と僅かの隙間を保って回転しうるようにしておき底の中央をモーターの駆動軸と連結する。鉄製円筒の外部にその外面に沿わせて外磁石筒の磁石数と同数の永久磁石を配列固定した円筒状磁石筒(以下内磁石筒と記す)を用意し之を内側キャン内に入れその内壁と僅かの隙間を保って回転しうるようにしておく、内磁石筒より両側に軸を出し、前面側は内側キャン底のベアリングに挿入、後面側はモーターの駆動軸と連結する。内、外磁石筒は同一のモーターで同時に同方向に同一回転数で回転せられる様にし、内、外磁石筒の相対応する永久磁石筒の極性は異極になるようにしておく。即ち内、外側キャンを介して相対応して回転する内外磁石筒の極間をローターが回転しうるような構造とする。上記の如くポンプインペラーは駆動軸及び軸承を有せずフリーの状態になっており亦駆動用磁石筒も液中の軸承を有しない構造になっている事をを特徴とする、液中軸承のないマグネットを駆動源とするポンプ。
FI (2件):
F04D 13/02 C ,  F04D 13/02 F

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