特許
J-GLOBAL ID:200903056795646800

コンバータレンズを内蔵したレンズ鏡胴

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 修治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-021726
公開番号(公開出願番号):特開平6-214147
出願日: 1993年01月13日
公開日(公表日): 1994年08月05日
要約:
【要約】【目的】 コンバータレンズを挿脱するのに、専用の操作部材、電気的駆動手段および機械的伝達部材を用いず、構成の簡素化、小型化を図り、ズーミングによる任意の焦点距離に加えて超短焦点距離を得られるようにする。【構成】 ズームモータの回転力を駆動歯車21に与えると、主移動枠2が回動しつつ光軸方向に移動し、従移動枠3を光軸方向に直進的に移動させると共にカム枠6を光軸方向に移動させつつ回動させる。WIDE位置から収納位置に至る途中で、このカム枠6の回転力が2群用移動枠9を光軸方向に移動させつつ回動させ、3群用移動枠7を不回転のまま光軸方向に移動させる。この2つの移動枠7と9との相対回転動作により、コンバータレンズLcが退避位置から有効光束光路内に挿入され、ズーミング領域内では得られない超短焦点距離の光学系が設定される。更にカム枠6が同方向に回転すると、レンズ鏡胴長が最短の収納状態になる。
請求項(抜粋):
複数個のレンズ群が光軸上を相対的に移動しながら焦点距離を変更するズーム光学系の系中にコンバータレンズを挿脱可能に挿入することにより、ズーム光学系のズーミング領域内では得られない特定の焦点距離を実現する変倍光学系を内蔵したレンズ鏡胴において、前記レンズ鏡胴内または前記レンズ鏡胴を装備する機器内に1個設けられたレンズ群駆動手段を往復方向に作動させることにより、前記複数個のレンズ群を相対的に移動させ得るように構成し、前記ズーム光学系を構成する複数個のレンズ群を、前記レンズ群駆動手段を所定方向に回転させたときに、前記光軸の回りに回転しながら前記光軸上を移動する少なくとも1個の回転移動レンズ群と、前記レンズ群駆動手段を所定方向に回転させたときに、不回転のままで前記光軸上を直進的に移動する直進移動レンズ群とから構成し、前記レンズ鏡胴の長さを、最も長い状態にあるときの第1状態長さと、前記第1状態長さから前記ズーム光学系のズーミング領域に相当する長さ分だけ短くなったときの第2状態長さと、前記第2状態長さからさらに短くなったときの第3状態長さと、最も短い状態にあるときの第4状態長さとの4段階にそれぞれ設定すると共に、前記駆動手段の所定方向への回転動作により、前記レンズ鏡胴の長さを前記第1状態長さから順次に前記第4状態長さにまで変更し得るように構成すると共に、前記複数個のレンズ群の相対関係位置を、前記レンズ鏡胴が前記第1状態長さにあるときには、前記複数個のレンズ群が前記ズーム光学系のズーミング領域の一方端の焦点距離が得られる相対関係位置になるように、前記レンズ鏡胴が前記第2状態長さにあるときには、前記複数個のレンズ群が前記ズーム光学系のズーミング領域の他方端の焦点距離が得られる相対関係位置になるようにそれぞれ設定し、前記レンズ鏡胴が前記第1状態長さ前記第2状態長さに移行する過程を除く過程において、前記回転移動レンズ群と前記直進移動レンズ群との間に発生する相対回転運動を用いて、予め前記レンズ鏡胴内の退避位置に置かれていた前記コンバータレンズを前記ズーム光学系中の作用位置に挿入し得るように構成すると共に、前記コンバータレンズが前記ズーム光学系中に挿入されたときの両者の相対関係位置を、挿入された前記コンバータレンズと前記複数個のレンズ群との合成焦点距離をもって前記特定の焦点距離が得られる相対関係位置となるように設定したことを特徴とするコンバータレンズを内蔵したレンズ鏡胴。
IPC (2件):
G02B 7/04 ,  G02B 7/08
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開平2-170144
  • 特開平2-262112
  • 特開平4-221915
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審査官引用 (2件)
  • 特開平2-170144
  • 特開平2-262112

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