特許
J-GLOBAL ID:200903056816700753

鍵盤装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-035387
公開番号(公開出願番号):特開平11-219162
出願日: 1998年02月03日
公開日(公表日): 1999年08月10日
要約:
【要約】【課題】 アコースティックピアノに近似した鍵タッチ感を得るようにする。【解決手段】 鍵盤シャーシ1の鍵2にクリック感を付与するクリック感付与部材20が、レバー突起29を有する回動レバー22と、レバー突起29が当接する規制突起30を有する板ばね部24とを備え、回動レバー22は、鍵2の行き行程でハンマーアーム5が当接する第1当接部26と、戻り行程でハンマーアーム5が当接する第2当接部27とを備え、第1当接部26を第2当接部27から上方に所定間隔離した。従って、行き行程ではハンマーアーム5が第1当接部26に当接してレバー突起29が規制突起30を乗り越えるときに鍵2に抜ける感じの鍵タッチ感を付与し、戻り行程ではハンマーアーム5が第2当接部26に当接してレバー突起29が規制突起30を乗り越えるときに鍵2に対するクリック感が軽減され、アコースティックピアノに近似した鍵タッチ感が得られる。
請求項(抜粋):
鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に設けられた複数の鍵と、これら複数の鍵それぞれに対応して設けられて前記鍵を上方に付勢し、前記鍵の押鍵動作に伴って回動変位して前記鍵にアクション荷重を付与するためのハンマーアームと、前記複数の鍵それぞれにクリック感を付与するクリック感付与部材とを備え、前記クリック感付与部材は、所定個所にレバー突起が設けられて押鍵時に上下方向に回動する回動レバーと、この回動レバーの前記レバー突起が当接して乗り越える規制部材とを備え、前記回動レバーは、押鍵時に前記鍵が下方に回動する行き行程で前記鍵の一部または前記ハンマーアームの一部が下方から当接する第1当接部と、前記鍵が上方に回動する戻り行程で前記鍵の一部または前記ハンマーアームの一部が上方から当接する第2当接部とを有し、前記第1当接部が前記第2当接部から上方に所定間隔離れた構成であることを特徴とする鍵盤装置。

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