特許
J-GLOBAL ID:200903056829570743

汚損紙幣識別装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安形 雄三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-290672
公開番号(公開出願番号):特開平5-101251
出願日: 1991年10月09日
公開日(公表日): 1993年04月23日
要約:
【要約】【目的】 本発明の目的は、汚損紙幣識別装置が用いられる地域の流通紙幣に対応した汚損基準の設定を可能とし、また時期的な汚損基準の変化にも適切に対応し得るようにすることにある。【構成】 日付一致判別手段806により汚損基準及び汚損閾値がRAM7に格納された日付と電源が投入された日付とが異なっていると判断され、かつモードが自動更新モードとして選択されている場合は、第2の演算手段807は、汚損基準記憶手段72に記憶されていた汚損平均と更新用データ記憶手段75に記憶された前日のデータによる汚損平均maとの平均を求めて新たな汚損平均mとし、汚損偏差については更新用データ記憶手段75に記憶された汚損偏差αaをそのまま採用し、求められた汚損平均mと汚損偏差αによる正規分布について通過レベル対応の閾値を求める。通過レベル対応の閾値のうちオペレータにより選択されたレベルの閾値が新たな汚損閾値として選択される。
請求項(抜粋):
被識別紙幣の汚損度を検出する汚損検出手段と、この汚損検出手段により検出された汚損度と予め設定された汚損閾値とを比較する比較手段と、この比較手段による比較の結果、前記汚損閾値よりも前記汚損検出手段により検出された汚損度のほうが大きいときにその被識別紙幣を汚損紙幣と判断する判別手段を備えた汚損紙幣識別装置であって、流通紙幣の汚損度の平均値である汚損平均値と前記流通紙幣の汚損度のばらつきの度合いである汚損偏差とを記憶する汚損基準記憶手段と、前記汚損閾値を記憶する汚損閾値記憶手段と、前記汚損紙幣記憶手段に記憶された汚損平均値及び汚損偏差からなる正規分布に基づいて一定の通過率となる汚損値を汚損閾値として前記汚損閾値記憶手段に設定記憶させる汚損閾値記憶制御手段と、前記汚損基準記憶手段への汚損平均値及び汚損偏差の初期設定を指示する初期設定モード指示手段と、この初期設定モード指示手段により指定された初期設定モードにおいて汚損識別が行なわれた紙幣についての汚損平均値及び汚損偏差を演算算出する第1の演算手段と、この第1の演算手段により算出された汚損平均値及び汚損偏差を前記汚損基準記憶手段に記憶させる第1の記憶制御手段と、前記汚損基準記憶手段に前記汚損平均値及び前記汚損偏差を記憶させた日付が記憶される記録日付記憶手段と、前記記録日付記憶手段に記憶された日付と現在の日付とが一致しているか否かを判別する日付一致判別手段と、この日付一致判別手段により日付が一致していないと判別された場合に、それ以前の所定期間に識別された被識別紙幣について汚損平均値及び汚損偏差を演算算出する第2の演算手段と、この第2の演算手段により算出された汚損平均値及び汚損偏差を前記汚損基準記憶手段に更新記憶させる第2の記憶制御手段とを具備したことを特徴とする汚損紙幣識別装置。
IPC (2件):
G07D 7/00 ,  G06F 15/62 410
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-162190
  • 特開昭63-055689

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