特許
J-GLOBAL ID:200903056848686604

符号分割多重通信受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-029565
公開番号(公開出願番号):特開平7-240734
出願日: 1994年02月28日
公開日(公表日): 1995年09月12日
要約:
【要約】【目的】 複数伝搬路が存在しても同時通信者数の逆相関フィルタの雑音強調以上の強調を受けない。【構成】 入力信号はパス分離手段12でパスごとの信号に分離した並列信号ベクトルとして出力され、この信号ベクトルは逆相関フィルタ13,14へ供給される。フィルタ13の伝達関数はS(z)-1であって、フィルタ13の出力は他の伝搬路の信号からの干渉が除去され、この各出力に判定回路17の出力の対応するものの逆数をインパルス応答推定器16で乗算してインパルス応答Pijを推定し、この結果を用いて逆相関フィルタ14の伝達関数を〔PH S(z)P〕-1とし、フィルタ14の出力を回路17で各通信者ごとに判定して出力する。
請求項(抜粋):
単数、又は複数の通信者からの、単数、又は複数の伝搬路を経由して受信されるそれぞれの受信信号をそれぞれ対応する拡散系列で逆拡散して逆拡散後の信号ベクトルを得る信号処理手段と、上記逆拡散後の信号ベクトルに対して伝達関数行列がS(z)-1で与えられる逆相関フィルタの演算を行う手段と、上記単数、又は複数の通信者からの送信情報の推定値、及び、上記伝達関数行列S(z)-1の逆相関フィルタの出力ベクトルを入力として上記単数又は複数の通信者の単数、又は複数の伝搬路のそれぞれのインパルス応答を逐次的に推定してその推定値を並べた行列Pを出力する手段と、上記インパルス応答の推定値を並べた行列P、及び上記S(z)により決る伝達関数行列が〔PH S(z)P〕-1PH で与えられる逆相関フィルタの演算を上記逆拡散後の信号ベクトルに対して行う手段と、上記伝達関数行列〔PH S(z)P〕-1PH の逆相関フィルタの出力ベクトルを判別識別して上記単数、又は複数の通信者からの送信情報を推定して上記送信情報の推定値とする手段と、を具備することを特徴とする符号分割多重通信受信装置。

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