特許
J-GLOBAL ID:200903056860537177

電子制御燃料噴射システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-224743
公開番号(公開出願番号):特開平8-093527
出願日: 1994年09月20日
公開日(公表日): 1996年04月09日
要約:
【要約】【目的】本発明は、ガソリンエンジンを対象とし、各シリンダに対応してインジェクタを装着する電子制御燃料噴射システムに関し、その目的は、加速開始時の燃料噴射遅れを改善することにある。【構成】シリンダへの吸入空気量を、エアフローセンサにより実吸入空気量を検出するとともに、スロットル弁の開き度による推定算出する制御を行い、エンジンの加速運転時には実吸入空気量の検出遅れを補正するため、上記スロットル弁の開き度による推定空気量を用いる。エンジンの低回転領域では噴射量の補正を非同期噴射とし、高回転領域では噴射補正量を同期噴射に加算して燃料噴射を行う。
請求項(抜粋):
エンジンの各シリンダに燃料を噴射するインジェクタを設置し、またエンジンの各状態入力をもとに、予め設定された定数,演算手順に基づき各シリンダ毎に燃料噴射量を算出,制御するコントロールユニットを備える燃料噴射システムにおいて、(1)吸入管部分に設けられたスロットル弁の開き量を検出し、この開き量から吸入空気量を推定算出する手段と、(2)所定周期毎の吸入空気量算出値を記憶する記憶手段と、(3)最新の吸入空気量算出値とこの記憶された所定周期の一定周期前の推定算出吸入空気量との比較を行い、この比較された値が正(最新の吸入空気量算出値>一定周期前の吸入空気量算出値)であるとき差の値に応じて燃料噴射量を算出を行う手段と、(4)この算出された燃料噴射量を同期的に噴射するか非同期的に噴射するかの判定をエンジン回転数と、同期噴射状態とにより判定する手段と、(5)この算出された燃料噴射量が予め定められた判定値を上まわるか否かの判定手段と、(6)この判定値を下まわるときは記憶,加算する手段とを設けたことと、(7)この判定手段により予め定められた回転数より高回転領域では、上記(3)で算出された燃料噴射量を通常の同期噴射量に加算して燃料噴射量を増大することと、(8)予め定められた低回転領域では上記の(3)で算出された燃料噴射量を、同期噴射中のシリンダに対しては同期噴射量に加算して噴射するとともに、所定周期毎に算出された噴射量が上記の(5)で判定された限界値と等しいか、または上まわるときは、上記(3)で算出された燃料噴射量を、該シリンダの吸入行程中は、所定算出周期毎に噴射を行い、また上記の(5)で判定された噴射量を下まわるとき上記(3)で算出された燃料噴射量を記憶された値に加算し、再度記憶するとともに、次の所定算出周期で算出された燃料噴射量を加算して、再度上記(5)の判定手段による判定を行い判定値を上まわるときは、該シリンダの吸入行程中であれば燃料噴射を行い、また同期噴射中の該当シリンダがないときは直前に同期噴射されたシリンダの吸入行程中に、所定周期毎に算出された噴射量を上記記載の方法により所定周期毎に噴射することを特徴とする電子制御燃料噴射システム。
IPC (4件):
F02D 41/04 330 ,  F02D 41/18 ,  F02D 41/34 ,  F02D 45/00 364
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭62-206246
  • 特開昭62-206246

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