特許
J-GLOBAL ID:200903056935699984

多気筒内燃機関の燃焼状態検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-005104
公開番号(公開出願番号):特開平8-193566
出願日: 1995年01月17日
公開日(公表日): 1996年07月30日
要約:
【要約】【目的】 内燃機関各気筒の火花失火,燃焼失火を各々正確に検出可能にする。【構成】 点火プラグの火花放電後に昇圧コイル30にて高電圧パルスを発生し、これを逆流防止ダイオードDa,点火コイルを介して全気筒の点火プラグに同時に印加し、その後ダイオードDaの点火コイル側電圧変化を検出回路34aにて検出し、その検出信号を増幅した検出電圧Vaと、検出電圧Vaのピーク値から生成した基準電圧Vaoとを比較部42にて比較し、検出電圧Vaが基準電圧Vao以上となる期間だけLow レベルとなる出力信号Saを発生する装置において、基準電圧Vaoの下限を下限電圧Vmin に制限するリミット部50を設ける。この結果、点火気筒に燃焼失火が生じると出力信号Saのパルス幅(Low )が正常時より長くなり、火花失火が生じると出力信号SaはHighレベルに保持される。従って、出力信号Saから正常燃焼,火花失火,燃焼失火を正確に判定できる。
請求項(抜粋):
点火コイルの一次巻線に流す一次電流の断続により二次巻線に点火用高電圧を発生させ、該点火用高電圧を多気筒内燃機関の各気筒に装着した点火プラグに印加する点火装置に設けられ、各点火プラグの火花放電後の電圧波形から内燃機関各気筒の燃焼状態を検出する燃焼状態検出装置であって、各気筒の点火プラグへの点火用高電圧印加後に、点火プラグが火花放電を起こさない程度の高電圧パルスを発生する高電圧パルス発生手段と、該高電圧パルスを、逆流防止ダイオードと、点火コイルの二次巻線又は漏洩防止ダイオードとを介して各気筒の点火プラグに同時に印加する電圧印加手段と、上記逆流防止ダイオードの点火プラグ側電圧を分圧し、該分圧電圧の変化量に対応した検出信号を発生する検出手段と、上記高電圧パルス発生手段の高電圧パルス発生後に上記検出手段から出力される検出信号のピーク値から燃焼状態判定値を生成する判定値生成手段と、該判定値生成手段にて生成された燃焼状態判定値と上記検出手段からの検出信号とを大小比較し、該検出信号が上記燃焼状態判定値以上であるとき、火花放電後の気筒の燃焼状態を表わす判定信号を出力する出力手段と、上記検出手段からの検出信号が予め設定された火花失火判定値以下であるとき、上記出力手段からの判定信号の出力を禁止する出力禁止手段と、を備えたことを特徴とする多気筒内燃機関の燃焼状態検出装置。
IPC (2件):
F02P 17/12 ,  G01M 15/00

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