特許
J-GLOBAL ID:200903056966114275

ポジトロンCT装置およびその画像再構成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-259110
公開番号(公開出願番号):特開平9-101369
出願日: 1995年10月05日
公開日(公表日): 1997年04月15日
要約:
【要約】【課題】 リングが運動しながらダイナミック計測を行う場合であっても正確な再構成画像を得ることができるポジトロンCT装置およびその画像再構成方法を提供する。【解決手段】 多数の光子検出器からなるリング121内の測定空間128で較正用線源110を回転させてブランク計測を行い、検出器識別信号対ごとに求めた光子対検出頻度に基づいて感度データを感度データ生成部180で生成する。続いて、測定空間128に測定対象物100をおいてエミッション計測を行い、同時計数回路130から出力された検出器識別信号対(I,J)は、t-θ変換部140に入力されて座標値(t,θ)に変換されて出力され、同時に、累積加算データ生成部190に入力されて対応する感度データの値に反比例する累積加算データが出力され、そして、tーθメモリ150の座標値(t,θ)に対応する番地に、この累積加算データが累積加算されて、投影データが蓄積される。
請求項(抜粋):
入射した光子のエネルギに応じた光子検出信号をそれぞれ出力する複数の光子検出器が測定空間を囲んで所定軸の周囲に配列されたリングと、電子・陽電子対消滅に伴う光子対を発生させる較正用線源を前記測定空間で前記所定軸を中心にして前記リングに対して相対的に回転運動させる較正用線源回転手段と、前記光子検出信号を入力し、前記測定空間における電子・陽電子対消滅によって発生した光子対を弁別して、前記光子対のそれぞれの光子を検出した光子検出器対を示す検出器識別信号を出力する同時計数回路と、前記較正用線源回転手段によって回転運動している前記較正用線源から発生した光子対を前記リングで検出する度に、前記検出器識別信号が示す光子検出器対ごとに光子対検出事象を計数して光子対検出頻度を求め、前記光子対検出頻度に基づいて前記複数の光子検出器に関する全ての光子検出器対それぞれについての感度データを生成する感度データ生成手段と、前記測定空間に測定対象物が置かれた状態で前記同時計数回路から出力された前記検出器識別信号が示す光子検出器対についての前記感度データの値に反比例する累積加算データを出力する累積加算データ生成手段と、前記検出器識別信号が示す光子検出器対を互いに結ぶ直線について前記測定空間に設定された極座標で表現した座標値を出力する座標変換手段と、前記座標変換手段から出力された前記座標値に対応する番地に、前記累積加算データ生成手段から出力された前記累積加算データを累積加算することによって、投影データを蓄積する投影データ蓄積手段と、前記投影データ蓄積手段に蓄積された前記投影データに基づいて、前記測定対象物における電子・陽電子対消滅の発生頻度の空間分布を算出し画像再構成を行なう画像再構成手段と、を備えることを特徴とするポジトロンCT装置。
IPC (3件):
G01T 1/161 ,  G01T 1/164 ,  G06T 1/00
FI (3件):
G01T 1/161 A ,  G01T 1/164 J ,  G06F 15/62 390 B
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • ECT装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-106166   出願人:株式会社島津製作所
  • 特開昭60-253993
  • 特開昭62-203075
審査官引用 (3件)
  • ECT装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-106166   出願人:株式会社島津製作所
  • 特開昭60-253993
  • 特開昭60-253993

前のページに戻る