特許
J-GLOBAL ID:200903056973996755

ティルティングパッドジャーナル軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 強
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-349163
公開番号(公開出願番号):特開平11-182535
出願日: 1997年12月18日
公開日(公表日): 1999年07月06日
要約:
【要約】【課題】 ティルティングパッドの保持とその軸受面への給油の2つの機能を一つの部材に担わせることができて簡単な構造とすることができると共に、上記部材をねじによることなく、容易にキャリアリングに取り付けることができると共に、特別の後加工をせずとも、その部材の抜け止めを行うことができるようにする。【解決手段】 キャリアリング11に取付孔21を設け、この取付孔21にスプリングピン22を、その先端部がティルティングパッド12の相互間に突出するように打ち込む。すると、スプリングピン22は割り溝23を有しているので、縮径方向に弾性変形してその復元弾発力により取付孔21の内面に圧接し、その圧接による大きな摩擦力によって抜け止めされる。スプリングピン22は、ティルティングパッド12の相互間に位置してティルティングパッド12が周方向に移動しないように止めると共に、キャリアリング11の外周の油溝20に供給された潤滑油を中空内部(油路24)を通じてティルティングパッド12の軸受面Bに供給する。
請求項(抜粋):
キャリアリングと、このキャリアリングの内周側に周方向に整列され、それぞれシャフトを受ける円弧面状の軸受面を有する複数のティルティングパッドと、これらティルティングパッドを相互に隙間をもって保持する止めピンとを備え、前記止めピンは、前記キャリアリングに形成された取付孔に挿入されて当該キャリアリングに対して相対的に弾性変形し、この弾性変形に伴う復元弾発力によって前記キャリアリングに抜け止め状態に取り付けられ、この取付状態において、一端部が前記ティルティングパッドの相互間に位置するように前記キャリアリングの内側に突出して当該一端部により前記ティルティングパッドを相互に隙間を存して保持すると共に、他端側から前記一端部に延びる油路を有し、当該油路により潤滑油を前記キャリアリングの外側から前記ティルティングパッドの軸受面に供給することを特徴とするティルティングパッドジャーナル軸受。

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