特許
J-GLOBAL ID:200903056979591536

グラフト化ビニルポリマーの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-104917
公開番号(公開出願番号):特開平5-295052
出願日: 1992年04月23日
公開日(公表日): 1993年11月09日
要約:
【要約】【目的】 無機微粒子へのビニルポリマーのグラフト効率を向上させることができるとともに、重合反応の制御が容易で、重合反応に用いるビニルモノマーの制約が少ないグラフト化ビニルポリマーの製造方法を提供する。【構成】 無機微粒子の表面に常法により導入されたペルオキシ基又はアゾ基を重合開始剤として、ペルオキシカーボネート基を有する特定構造のビニルモノマーと、これと共重合性を有するビニルモノマーとが90°C以下の重合温度で共重合され、側鎖にペルオキシカーボネート基を有するビニルポリマーが無機粒子表面にグラフト重合される。次に、無機微粒子表面のグラフト鎖に含有されるペルオキシカーボネート基を重合開始剤として、90°Cを越える温度でビニルモノマーが重合され、無機微粒子表面にビニルポリマーがグラフトされることにより、グラフト化ビニルポリマーが製造される。
請求項(抜粋):
無機微粒子の表面に導入されたペルオキシ基又はアゾ基を重合開始剤として、下記化1又は化2で示されるペルオキシカーボネート基を有するビニルモノマーと同ビニルモノマーに対し共重合性を有するビニルモノマーとを90°C以下の温度でラジカル重合して、側鎖にペルオキシカーボネート基を有するビニルポリマーを前記無機微粒子の表面にグラフト重合し、さらに90°Cを越える温度で当該無機微粒子表面のグラフト鎖に含有されるペルオキシカーボネート基を重合開始剤として目的とするビニルモノマーをラジカル重合することを特徴とするグラフト化ビニルポリマーの製造方法。【化1】式中、R1 ,R2 は水素原子又はメチル基、R3 は炭素数1〜5のアルキル基を示す。pは1又は2である。【化2】式中、R2 は水素原子又はメチル基、R3 は炭素数1〜5のアルキル基、R4は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示す。qは0、1又は2である。
IPC (3件):
C08F292/00 MCQ ,  C08F 4/32 MET ,  C08F291/00 MPZ

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