特許
J-GLOBAL ID:200903056988651495

磁気特性の優れた高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-104982
公開番号(公開出願番号):特開平5-295442
出願日: 1992年04月23日
公開日(公表日): 1993年11月09日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、一方向性電磁鋼板の熱延条件を適切に選ぶことによってTi含有量の許容範囲を広げることを目的としている。【構成】 高磁束密度一方向性電磁鋼板の熱間圧延において、熱延の仕上げスタンドを出た後の850°C以下600°Cまでの平均冷却速度(Ta)とTi含有量を次のように規定する。Ta≧30°C以上でTi≦0.003wt%の時Ta≧-7/3Ti+1000.003<Ti≦0.008wt%の時Ta≦-11/5Ti+206Ta:°C/秒Ti:10<SP>-4</SP>重量%【効果】 上記条件で熱延することは、Tiの含有量を広げることが可能となり、高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造コストが低減される。
請求項(抜粋):
C :0.02〜0.12重量%、Si:2.7〜4.0重量%、Mn:0.03〜0.20重量%、SとSeの少なくとも1種類:0.01〜0.05重量%、酸可溶Al:0.01〜0.05重量%、N :0.004〜0.012重量%、Sn:0.03〜0.5重量%、Cu:0.02〜0.4重量%、Ti≦0.008重量%を含む珪素鋼スラブを熱間圧延し、最終冷間圧延を行う前に、焼鈍と急冷処理を行い、続いて最終冷延を行い、脱炭焼鈍を行い、焼鈍分離材を塗布し、高温仕上げ焼鈍を行う一方向性電磁鋼板の製造において、熱延の仕上げスタンドを出た後、850°C以下600°Cまでの平均冷却速度(以下Taと略す)とTi含有量の関係がTa≧30°C/秒でTi≦0.003重量%の時Ta≧-7/3Ti+1000.003<Ti≦0.008重量%の時Ta≦-11/5Ti+206Ta:°C/秒Ti:10<SP>-4</SP>重量%である熱間圧延後の鋼板を、最終冷間圧延圧下率80%以上で冷間圧延することを特徴とする磁気特性の優れた高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (3件):
C21D 8/12 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/60

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