特許
J-GLOBAL ID:200903057043482138
蒸気圧縮式冷凍機用コンプレッサ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-055310
公開番号(公開出願番号):特開平11-280644
出願日: 1998年03月06日
公開日(公表日): 1999年10月15日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 シリンダ孔の内側に配置される吸入弁をなくすと共に各吐出孔部分の容積を有効利用して、高い作動圧力を要求される高効率の蒸気圧縮式冷凍機用コンプレッサを実現する。【解決手段】 冷媒蒸気を上記シリンダ孔14a、14a内に向け送り込む為の吸入孔27a、27aの一端を、上記各シリンダ孔14a、14aの内周面に開口させる。ピストン16a、16aが下死点に達した状態で上記吸入孔27a、27aの一端が圧縮室31に対向する。又、上記ピストン16a、16aが上死点に達した状態で、これら各ピストン16a、16aの先端面に設けた突部41、41が、各吐出孔28、28内に進入する。
請求項(抜粋):
吸入ポート及び吐出ポートを有するケーシングと、このケーシング内に設けられて上記吸入ポートに通じる低圧室と、上記ケーシング内に設けられて上記吐出ポートに通じる高圧室と、上記ケーシング内に設けられて、その内部を、上記低圧室と上記高圧室とにそれぞれ吸入孔又は吐出孔を介して通じさせたシリンダ孔と、このシリンダ孔の内側に軸方向に亙る変位自在に嵌装された摺動部を有するピストンと、上記シリンダ孔の底面と上記ピストンの端面との間に設けられた圧縮室と、上記ケーシング内に回転自在に支持された駆動軸と、上記駆動軸の回転を上記ピストンに伝達してこのピストンを上記シリンダ孔の内部を軸方向に亙り往復移動させる駆動力伝達機構と、上記圧縮室から上記高圧室に向けてのみ冷媒蒸気を流す吐出弁とを備えた蒸気圧縮式冷凍機用コンプレッサに於いて、上記吸入孔は、一端を、上記シリンダ孔の内周面で、上記ピストンが上死点に達した状態でこのピストンの摺動部の外周面と対向し、上記ピストンが下死点に達した状態で上記圧縮室に対向する位置に、他端を上記低圧室若しくはこの低圧室に通じる部分に、それぞれ開口させており、上記吐出孔は上記シリンダ孔の底面に設けられており、上記ピストンの先端面には、このピストンが上死点に達した状態で上記吐出孔に進入自在な突部を設けている事を特徴とする蒸気圧縮式冷凍機用コンプレッサ。
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