特許
J-GLOBAL ID:200903057053703167

携帯型GPS受信機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-180861
公開番号(公開出願番号):特開平6-027215
出願日: 1992年07月08日
公開日(公表日): 1994年02月04日
要約:
【要約】【目的】 位置測位の収束演算を発振することなく安定して行う。【構成】 測位開始時には前回測位結果位置を測位演算のための初期位置に設定し、選択した衛星が視野外にある場合は他の衛星を捕捉するとともに、捕捉した複数の衛星の中から受信電力の最も大きい衛星の番号を初期位置設定手段12cに出力する。それに従って、初期位置設定手段12cはこの最大受信電力の衛星の位置から初期位置を算出し、そこで得た初期位置をメモリ手段13に出力し、初期位置変更を行う。到来電波強度が最大であればその衛星が最も天頂方向に近い位置にある事が予測されるので、その衛星位置と地球中心とを結んだ線と地球表面との交点が実際の測位点に最も近いものとし、その交点を初期位置とする。【効果】 上記構成により、位置測位の逐次近似計算による収束演算を発振することなく安定して行うとともに収束演算回数を削減することができる。
請求項(抜粋):
GPS衛星からの電波信号を復調して電波伝搬時間を測定すると共に航法データを受ける航法データ受信手段と、該受信手段で得られた電波伝搬時間と航法データをもとに初期位置からの逐次近似計算により現在位置を測定する測位手段と、前記航法データ受信手段から得られる全衛星軌道概略情報と前記測位手段から得られる測位結果を蓄積するメモリ手段と、時計手段と、現在の位置が初期位置と仮定して前記メモリ手段のアルマナックと前記時計手段の時刻から飛来衛星を予測して捕捉衛星を選択する衛星選択手段とを備え、測位結果を次回測位計算の初期値とし、さらに予測捕捉衛星を捕捉できない場合には他の衛星を捕捉するように構成し、他の衛星を捕捉した場合には捕捉衛星の中の測位点の天頂方向に最も近い位置にある捕捉衛星と地球の中心を結んだ線と地球表面の交点近辺の位置に初期位置を更新する初期位置設定手段とを備えたことを特徴とする携帯型GPS受信機。

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