特許
J-GLOBAL ID:200903057129719572

迅速コネクタ継合表示具と迅速コネクタ組体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-191463
公開番号(公開出願番号):特開平10-061856
出願日: 1992年12月18日
公開日(公表日): 1998年03月06日
要約:
【要約】【課題】 雄部材14と雌部材16を含む迅速コネクタの適正継合を視覚的に即座に確認することが出来る単純な構造で安価な迅速コネクタ継合表示具の提供。【解決手段】 迅速コネクタ12に組込まれる継合表示具は:該雌部材にその内部において少なくとも特定の軸方向距離(B-A)だけ軸内方へ相対移動可能に坦持された基部部材112;該基部部材から軸外方へ延在する脚部114、116;及び該雌部材の開端に軸内方への侵入が阻止されるように支持された表示部材118を含む。該表示部材は所定の軸方向引張力の下で軸方向へ分離出来るように該脚部と合体しており、該基部部材は継合のために該雄部材が該雌部材に該開口から挿入されたときに該雄部材の1部分20に対して当接して軸内方へ押されるようになっている。該継合の過程で継合表示具が該雄部材によって該所定軸方向引張力を掛けられると、該表示部材が該脚部から軸外方へ分離、弾発される。
請求項(抜粋):
周辺フランジ(20)を有する雄部材の導管(14)と、これに軸方向継合、即ちカップリングすることになる雌部材(16)を含んで成る迅速コネクタ(12)に組込む迅速コネクタ継合表示具(10)であって、1)当該継合表示具は該雄部材と該雌部材の適正継合を表示するための概して環状をなす表示部材(118)を具備し、当該表示部材は: プラスチック材料から形成されており;該表示部材の軸内方移動を阻止するために該導管導入用の軸方向開口(42)を規定した部材端部(28)の近傍で該コネクタハウジングと係合するようになっており;該導管の該周辺フランジが該表示部材を軸方向に貫通出来るような寸法に設定され;そして切れ目、即ち周辺開口を間に規定する周方向へ延在したフインガ形態の両端部分(120、122)を有しており;2)更に当該継合表示具は該表示部材から該コネクタハウジング内の軸内方へ延在する複数の脚部材(114、116)を具備し、当該脚部材は:プラスチック材料から該表示部材と一体成形され;そして夫々を該表示部材に連結している絞り部、即ち首部(138、136)を有し、当該首部はこれを軸方向へ引っ張ったときに破断させる原因になる相対的に低い所定引張力、即ち引張強度を有するように設定されており、3)更に当該継合表示具は該表示部材に対して反対側に位置する該脚部材の端部に配置した概して環状の基部部材(112)を具備し、当該基部部材は:プラスチック材料から該脚部材と一体成形され;該コネクタハウジングに担持され;該表示部材に対して軸内方へ離間配置されると共に該脚部材を軸内方へ引張ることが出来るように該コネクタハウジングの内部に設けた該基部部材を載置するための座部(38)から少なくとも特定距離(B-A)だけ軸外方向に離間配置され;そして該導管の部分的挿入を許容するように寸法設定されるが、該導管の該周辺フランジの当接面に対して当接されるべき当接面を有しており;そして4)更に当該継合表示具は該導管が該コネクタハウジングにその該軸方向開口から挿入される際に、該コネクタハウジングに対する該継合表示具の同心状の位置決めを維持するための案内手段(144、146、148)を具備していて、該コネクタハウジングに装着された該継合表示具(10)を具備した迅速コネクタの継合過程として、そこでは該導管(14)が該継合表示具の該案内手段(144、146、148)と協労関係にある該表示部材(118)を通って該コネクタハウジングにその該軸方向開口から挿入力で以って軸内方へ挿入されることになる斯ゝる迅速コネクタ継合過程において、当該挿入力が該基部部材(112)の該当接面と該導管周辺フランジ(20)の当接面との間の当接の生じた状態において該所定軸方向引張力に相当する値を越えると、該継合表示具の該脚部材(114、116)は該導管によって該コネクタハウジングに対する該所定軸方向引張力を掛けられていることから、該脚部材の該首部が該表示部材を該脚部材から分離させるように破断し、その結果として該基部部材は該コネクタハウジングの該座部(38)に対する適正な当接を許容されると同時に当該分離表示部材(118)が該コネクタハウジングから該導管に沿って軸外方へ撥ね飛ばされるようになる斯ゝる構成の迅速コネクタ継合表示具。

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