特許

J-GLOBAL ID：200903057145741251

履 帯

発明者： 田村 盛雄 ,  出津 渉
出願人/特許権者： 日立建機株式会社
代理人 (1件)： 広瀬 和彦
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平11-048875
公開番号（公開出願番号）：特開2000-247270
出願日： 1999年02月25日
公開日（公表日）： 2000年09月12日
要約：

【要約】【課題】 シール部材に対し潤滑油を持続的に供給でき、潤滑油が外部に漏洩するのも防止できるようにする。【解決手段】 履帯7を構成するトラックリンク8の外側リンク部9にはシール装着穴9Bを設け、このシール装着穴9B内には、外側リンク部9の内側端面9Cとブッシュ11の端面11Aとの間をシールするシール装置21を装着する。また、このシール装置21は、横断面が略V字状をなすばね鋼からなる環状シール22と、この環状シール22を径方向外側から取囲む多孔質な弾性樹脂材料からなる環状の多孔質部材23とによって構成する。そして、この多孔質部材23には潤滑油Gを捕捉させ、この潤滑油Gによって環状シール22を潤滑状態に保持する。

請求項（抜粋）：

長手方向一側に外側リンク部が形成されると共に長手方向他側に内側リンク部が形成され互いに無端状に連結される左,右のトラックリンクと、前記各トラックリンクの内側リンク部間に設けられ左,右方向の両端側が前記外側リンク部と対向して配置されたブッシュと、前記ブッシュ内に挿入して設けられ、左,右方向の両端側が前記外側リンク部に嵌合して連結された連結ピンと、前記各トラックリンクの外側リンク部とブッシュとの間に位置して前記連結ピンの外周側に設けられたシール装置とからなる履帯において、前記シール装置は、弾性材料により環状に形成され前記外側リンク部の内側端面とブッシュの端面との間に締代をもって配設されたシール部材と、内部に潤滑油を捕捉するため多孔質な弾性材料によって環状に形成され前記外側リンク部とブッシュとの間に弾性変形可能に配設された多孔質部材とによって構成したことを特徴とする履帯。