特許
J-GLOBAL ID:200903057162014584

ベアリング用シール板

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉本 丈夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-254729
公開番号(公開出願番号):特開平11-093959
出願日: 1997年09月19日
公開日(公表日): 1999年04月06日
要約:
【要約】【課題】 外輪の内周面の係止溝内に嵌着されるベアリング用シール板に於いて、リテーナとの衝突及びグリースの漏洩を完全に防止できるようにする。【解決手段】 外輪4の内周面に形成した内側面4a、底面4b及び外側面4cから成る断面形状略U字形の環状の係止溝4′内に嵌着され、前記内側面4a及び外側面4cへ弾性的に当接する環状のヘッド部2と、ヘッド部2に固着一体化され、外輪4と内輪5との間隙に挿入される環状で且つ板状のインサート部3とから構成したベアリング用シール板1であって、ヘッド部2は、極低硬度で且つ弾性力を有するプラスチック材から成り、その内側面に係止溝4′の内側面4aに面接触状態で当接する断面形状が略台形状の突部2aを環状に形成すると共に、その外周縁部に係止溝4′の外側面4cに屈曲状態で当接する薄肉の突条2dを環状に形成し、又、インサート部3は、ヘッド部2よりも高硬度で且つ剛性を有する部材から成り、極薄肉に形成する。
請求項(抜粋):
外輪(4)の内周面両端部に形成した垂直状の内側面(4a)、底面(4b)及び外開き状に傾斜した外側面(4c)から成る断面形状が略U字形の環状の係止溝(4′)内に嵌着され、係止溝(4′)の内側面(4a)及び外側面(4c)へ弾性的に当接する環状のヘッド部(2)と、外周縁部がヘッド部(2)に固着一体化され、外輪(4)と内輪(5)との間隙に挿入される環状で且つ板状のインサート部(3)とから構成したベアリング用シール板(1)であって、前記ヘッド部(2)は、極低硬度で且つ弾性力を有するプラスチック材から成り、ヘッド部(2)の内側面に係止溝(4′)の内側面(4a)に面接触状態で当接する断面形状が略台形状の突部(2a)を環状に形成すると共に、ヘッド部(2)の外周縁部に係止溝(4′)の外側面(4c)に屈曲状態で当接する薄肉の突条(2d)を環状に形成し、又、前記インサート部(3)は、ヘッド部(2)よりも高硬度で且つ剛性を有する部材から成り、極薄肉に形成したことを特徴とするベアリング用シール板。

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