特許
J-GLOBAL ID:200903057178859274

高純度バナジウム電解液の連続的製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-234672
公開番号(公開出願番号):特開平11-079748
出願日: 1997年08月29日
公開日(公表日): 1999年03月23日
要約:
【要約】【課題】 3、4価、および3価/4価混合バナジウム電解液のの経済的な連続的製造法の提供。【解決手段】 不純物を含むメタバナジン酸アンモニウムの硫酸溶液からトリバナジン酸アンモニウムを析出させ、得られたスラリーを濃縮、遠心分離、乾燥してトリバナジン酸アンモニウムを回収し、これを一つの密閉式ロータリーキルン炉を使用して、酸化性雰囲気下で加熱して脱アンモニアさせることにより五酸化バナジウムを生成させ、且つトリバナジン酸アンモニウムを水素の存在下に還元して三酸化バナジウムを製造し、得られた三酸化バナジウム及び五酸化バナジウム(又は三酸化バナジウムのみ)を硫酸および水に溶解させ、その際、三酸化バナジウムと五酸化バナジウムの混合割合を調整することにより、3価、4価及び3価/4価混合のバナジウム電解液を製造する工程からなる。
請求項(抜粋):
(1)不純物を含むメタバナジン酸アンモニウムの水溶液に硫酸を加えてそのpHを1.5〜2.0に調製し、80〜100°Cの温度で0.5〜3時間滞留させて該溶液中のバナジウムイオンを重合させることによりトリバナジン酸アンモニウムを析出させる工程;(2)得られたスラリーを濃縮した後、遠心分離、乾燥してトリバナジン酸アンモニウムを回収する工程;(3)一つの密閉式ロータリーキルン炉を使用して、トリバナジン酸アンモニウムを酸化性雰囲気下で400〜690°Cに加熱して脱アンモニアさせることにより五酸化バナジウムを生成させ、且つトリバナジン酸アンモニウムを水素の存在下に450〜750°Cの温度で還元して三酸化バナジウムを製造する工程;(4)得られた三酸化バナジウム及び五酸化バナジウム、並びに硫酸および水を電解液調製槽に供給して該酸化バナジウムに溶解させ、その際、三酸化バナジウムと五酸化バナジウムの混合割合をモル比で2.9:1.1〜3.2:0.8に調整することにより45〜55モル%の3価のバナジウムおよび55〜45モル%の4価のバナジウムからなる混合バナジウム電解液を製造する工程;を包含する、3価/4価混合バナジウム電解液の連続的製造法。
IPC (2件):
C01G 31/00 ,  H01M 8/18
FI (2件):
C01G 31/00 ,  H01M 8/18

前のページに戻る