特許
J-GLOBAL ID:200903057224130497

プロセス同定器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小沢 信助
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-310875
公開番号(公開出願番号):特開平5-150803
出願日: 1991年11月26日
公開日(公表日): 1993年06月18日
要約:
【要約】【目的】非線形な制御対象の同定に際し、対象プロセスの非線形性に係わる状態値の変化量を考慮し、線形時不変系として(むだ時間は含んでもよい)同定したパラメータの確信度(信用度)を設定し、制御ゲイン設定器に有効な評価基準を与える。【構成】プロセスからの入力、出力を含む状態量および目標値を取り込み、一定時間分データを蓄えるバッファと、状態の変化を検知しプロセスの同定パラメータを推定し、かつ入出力からの同定誤差を計算する同定計算部と、同定誤差、動作点の変化量および同定パラメータの変化量をパラメータとした確信度関数に基づき確信度を計算し、その確信度と同定パラメータを前記ニューラルネットワークに与える確信度演算部を備える。
請求項(抜粋):
プロセスの同定が正しく行なわれるためのデータ処理を行い同定計算のために必要なデータを得ると共に与えられた同定計算結果を整理して学習すべきデータとして送出する機能を有する学習管理部と、プロセスの状態量を入力としその状態におけるプロセスモデルのパラメータを出力すると共に前記学習管理部より与えられるデータにより学習を行なうニューラルネットワークと、プロセスモデルに対する適切なPIDコントローラ・パラメータをある規範下で計算するゲイン設定器と、目標値とプロセスの出力との偏差および前記ゲイン設定器の出力に基づいてプロセス操作量を計算するPIDコントローラから成るプロセス制御装置において前記同定計算を行なうための同定器であって、プロセスからの入力、出力を含む状態量および目標値を取り込み、一定時間分データを蓄えるバッファと、状態の変化を検知しプロセスの同定パラメータを推定し、かつ入出力からの同定誤差を計算する同定計算部と、前記同定誤差、動作点の変化量および同定パラメータの変化量をパラメータとした確信度関数に基づき確信度を計算し、その確信度と同定パラメータを前記ニューラルネットワークに与える確信度演算部を具備し、非線形な制御対象の同定に際し対象プロセスの非線形性に関わる状態値の変化量を考慮し、線形時不変系として同定したパラメータの確信度を設定するようにしたことを特徴とするプロセス同定器。

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