特許
J-GLOBAL ID:200903057262755131

MRIによる血管撮影方法及びMRアンギオグラフィ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 波多野 久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-162375
公開番号(公開出願番号):特開平7-059747
出願日: 1993年06月30日
公開日(公表日): 1995年03月07日
要約:
【要約】【目的】2次元フェイズコントラスト法(2D-PC法)を用いて厚いスライス領域の血管像を撮影する際、スライス方向の深さ(位置)情報を盛り込んだ信号収集を行い、その深さ情報から血管の3次元構造の理解を容易にする。【構成】バイポーラ勾配パルス(フロ-エンコードパルス)の一方の極性を用いてスライス領域の血流信号にのみ、血流速度に比例した位相シフトを加えるとともに、スライス方向のユニポーラ勾配パルス(デプスエンコードパルス)を用いてスライス領域のスライス方向の位置に比例した位相シフトを血流信号に加えて核磁気共鳴信号を収集した後、バイポーラ勾配パルスの極性のみを反転して同様に核磁気共鳴信号を収集する。収集信号に基づいてスライス領域のスライス方向の第1及び第2の投影像の画像データを各々演算し、第1及び第2の投影像の画像データを相互に引き算して血管投影像を得る。
請求項(抜粋):
静磁場中に置かれた被検体に所定シーケンスで傾斜磁場と高周波磁場を印加して所定厚さのスライス領域を選択励起するとともに、上記スライス領域から発生される核磁気共鳴信号を収集し、この核磁気共鳴信号に基づいて上記スライス領域の厚さ方向の投影像を演算・表示するようにしたMRアンギオグラフィ装置において、バイポーラ勾配パルスの一方の極性を用いて上記スライス領域の血流信号にのみ、当該血流速度に比例した位相シフトを加えるとともに、スライス方向のユニポーラ勾配パルスを用いて上記スライス領域のスライス方向の位置に比例した位相シフトを上記血流信号に加えて上記核磁気共鳴信号を収集する第1の信号収集手段と、この第1の信号収集手段による信号収集後に、上記バイポーラ勾配パルスの極性のみを反転して同様に上記核磁気共鳴信号を収集する第2の信号収集手段と、上記第1及び第2の信号収集手段による収集信号に基づいて上記スライス領域の第1及び第2の投影像の画像データを各々演算する画像データ演算手段と、上記第1及び第2の投影像の画像データを相互に引き算して血管投影像を得る血管投影像演算手段とを備えたことを特徴とするMRアンギオグラフィ装置。
IPC (2件):
A61B 5/055 ,  G01N 24/00
FI (3件):
A61B 5/05 382 ,  A61B 5/05 311 ,  G01N 24/00 D

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