特許
J-GLOBAL ID:200903057309946275

回転伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-218707
公開番号(公開出願番号):特開平5-060185
出願日: 1991年08月29日
公開日(公表日): 1993年03月09日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、機械式クラッチにより、回転の2方向においてデフの差動機能とその差動を制限する機能を併せもつ装置を提供する。【構成】 デフ11に連結する出力軸18、19と外輪21、22との間に、外輪と共回りする制御保持器27と、固定保持器26を設け、その保持器26、27に、正逆の回転で出力軸と外輪に係合するスプラグ36を組み込む。両外輪21、22とデフ11を、外輪側を増速させる変位ギヤ8、9、10を介して入力軸2に連結し、制御保持器27に外輪に対して減速させる差動手段31を連結する。出力軸の回転が外輪より低い間は、外輪がオーバーランニングして、デフが機能する。出力軸の回転が外輪を上回ると、スプラグが係合して、外輪と出力軸を直結し、デフロックされる。
請求項(抜粋):
対向する一対のサイドギヤと、そのサイドギヤに噛み合ってケースと一体に回転するピニオンギヤとから成るデフを備え、そのデフの各サイドギヤに連結した一対の出力軸の外周に、それぞれ外輪を回転自在に支持し、その各々の出力軸と外輪の間に、出力軸又は外輪と回転方向すき間を介して共回りする保持器を設け、この各保持器のポケットに、出力軸と保持器の正逆方向の相対回転によって上記出力軸と外輪の対向面間に係合する係合子と、その係合子を上記対向面間に係合しない位置に保持する弾性部材とを組込み、上記デフのケースと両外輪を入力軸に共回り可能に連結すると共に、その連結部にケースに対して両外輪の回転を増速させる変速機構を設け、かつ各保持器とそれが連結する各出力軸又は外輪との間に回転差を生じさせる差動手段を備えて成る回転伝達装置。
IPC (2件):
F16H 1/44 ,  B60K 17/348

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