特許
J-GLOBAL ID:200903057368257688

渦流探傷法を用いた細管の検査システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 塚本 大三郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-249740
公開番号(公開出願番号):特開平11-072482
出願日: 1997年08月29日
公開日(公表日): 1999年03月16日
要約:
【要約】【目的】 火力発電所の復水器等の熱交換器は過酷な条件で使用するために、その細管を定期的に点検をする必要があるが、管が密集しているので管の内部にプローブを入れて検査をする渦流探傷法が専ら用いられている。しかし管の数が膨大になるために検査に人手と時間を要し、検査結果をまとめるのにも膨大な人手と時間を要するのでこれを改善する。【構成】 ウインチとエアガンを用いてプローブの挿入、引き出しを自動化するとともに、プローブに印加する高周波の周波数を3種類以上として検査の情報量を増やし、検査結果の整理集計、報告書の作成にパソコンを使用して人手の削減と作業の迅速化を図った。
請求項(抜粋):
下記(A) に示す渦流探傷器と、下記(B) に示す機能を有する現場システムと、下記(C) に示す機能を有する事務所システムとから構成される渦流探傷法を用いた細管の検査システムにおいて、下記渦流探傷器(A) には下記(D) に示す機能と、下記(E) に示すウインチと、前記ウインチ及び下記エアガンの制御装置が設けられていることを特徴とする渦流探傷法を用いた細管の検査システム。(A) コイルを巻き付けたプローブを被検査細管の内部にエアガンを使って挿入し、前記コイルに高周波電流を流し、前記プローブを移動せしめながら、コイル・インピーダンスの変化を渦流探傷器本体によって、リサージュ波形による信号として下記現場システムに出力する渦流探傷器。(B) あらかじめ入力されている探傷条件に応じて検査するように前記渦流探傷器に指令をする機能と、被測定管に管番号を付与する機能と、あらかじめ入力されている対比試験片と比較して被測定管のきずを判定する機能と、検査結果をモニターに表示する機能と、検査結果を磁気記録装置に収録する機能。(C) 前記現場システムで収録した検査データーを報告書作成のプログラムにより報告書を作成し、該報告書を出力し、かつ保存する機能。(D) 前記渦流探傷器のプローブには3種類以上の周波数が印加され、3周波4チャンネル以上の情報を出力できる機能。(E) 略箱状のケースの1対の側板に軸支されているケーブルドラムと、該ケーブルドラムの駆動機構と、該駆動機構に連動して前記ケーブルドラムの軸方向に移動するケーブルガイドの駆動機構と、一端が前記渦流探傷器のプローブに連結し、他端がケーブルドラムに内蔵されている接続端子を介して渦流探傷器の本体に接続し、中間部分が前記ケーブルガイドの駆動機構に取付けられているケーブルガイドを介してケーブルドラムに巻き付けられているケーブルと、前記ケーブルドラムの回転を計測することにより、ケーブルドラムに巻き取られ、又は巻き戻されたケーブル長さを信号として出力するエンコーダーと、ケーブルの巻き取り及び送り出し速度を制御する機構とから成っているウインチ。
引用特許:
審査官引用 (5件)
全件表示

前のページに戻る