特許
J-GLOBAL ID:200903057428719104
減衰力調整式油圧緩衝器
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-286880
公開番号(公開出願番号):特開平9-100864
出願日: 1995年10月06日
公開日(公表日): 1997年04月15日
要約:
【要約】【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、伸び側と縮み側と独立して減衰力を調整し、かつ、伸び側と縮み側とで主減衰弁を共用する。【解決手段】 シリンダ2にピストン3を嵌装しリザーバ室6を接続する。シリンダ上室2aとリザーバ室6を主通路11と副通路12で連通させる。主通路11に主減衰弁13を設ける。副通路12に固定オリフィス14と第1、第2制御弁15,16を設け、第1、第2制御弁15,16間を第1、第2通路12a ,12b で接続する。伸び縮み側共に油液はシリンダ2から主通路11および副通路12を通ってリザーバ室6へ流れる。第1制御弁15によって第1,第2通路12a ,12b の通路面積を調整し、シリンダ下室2bの圧力をパイロット圧として第2制御弁16を切り換え、伸び側は第1通路12a 、縮み側は第2通路12b を連通させてそれそれの減衰力を得る。第1制御弁15の通路面積に応じてパイロット圧が変化して主減衰弁13の開弁圧が変化する。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、油液およびガスが封入されたリザーバ室と、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されて前記シリンダ内を第1室と第2室とに画成するピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記第1室を通ってシリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記第1、第2室間を連通させる第1連通路と、該第1連通路の前記第2室側から第1室側への油液の流通のみを許容する第1逆止弁と、前記第2室と前記リザーバ室とを連通させる第2連通路と、該第2連通路の前記リザーバ室側から第2室側への油液の流通のみを許容する第2逆止弁と、前記第1室と前記リザーバ室とを連通させる互いに並列に配置された主通路および副通路と、前記主通路の油液の流動を制御して減衰力を発生させる主減衰弁と、前記副通路に前記第1室側から順に直列に配置された固定オリフィスと第1制御弁と第2制御弁とを備え、前記第1制御弁と前記第2制御弁とは互いに並列に配置された第1通路および第2通路を介して接続されており、前記第1制御弁によって前記第1および第2通路の通路面積を調整し、前記第2室の圧力をパイロット圧として前記第2制御弁を切り換えて前記第1通路および第2通路の一方を選択的に連通させ他方を閉鎖し、さらに、前記副通路の前記固定オリフィスと前記第1制御弁との間の圧力をパイロット圧として前記主減衰弁の開弁圧力を調整するようになっていることを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
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