特許
J-GLOBAL ID:200903057443150649

非接触型ICカードシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 半田 昌男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-194427
公開番号(公開出願番号):特開平11-039439
出願日: 1997年07月18日
公開日(公表日): 1999年02月12日
要約:
【要約】【課題】 複数のICカードが通信可能範囲内にある場合でも、コリージョンを発生せずに個々のICカードを識別してR/W端末とICカードとの間で必要な通信を行うことができる非接触型ICカードシステムを提供する。【解決手段】 R/W端末とICカードとの間の通信方法として、R/W端末からICカードへ送られてきた信号が一定の条件を満たす場合にのみICカードからR/W端末側に自己のユニークIDを含む応答信号を送信する「指名ポーリング方式」を採用する。また、R/W端末がICカードを指名ポーリング方式で呼びかけるときに、ワイルドカードの使用を可能とする。例えば、R/W端末から送信される信号のユニークIDが、最下位ビットの値が「1」でその他のすべてのビットの値がワイルドカード「*」である場合には、ユニークIDの最下位ビットの値が「1」であるすべてのICカードが指名される。
請求項(抜粋):
読取り書込み端末と利用者が所持するICカードとの間で電磁波によるディジタル通信を行って情報の授受を行う非接触型ICカードシステムにおいて、前記ICカードは、前記読取り書込み端末から送られてきた信号が一定の条件を満たす場合にのみ前記読取り書込み端末に自己のIDコードを含む応答信号を送信する方式とし、かつ、前記読取り書込み端末は、IDコードの任意の桁をワイルドカードとして送信することを可能とし、前記読取り書込み端末は、IDコードのすべての桁をワイルドカードとする信号を送信しているときにICカードから返される応答信号にコリージョン(衝突)が発生していないときは、通信可能範囲内にあるICカードが1枚だけと判断し、IDコードのすべての桁をワイルドカードとする信号を送信しているときにICカードから返される応答信号にコリージョンが発生しているときは、通信可能範囲内に複数のICカードがあると判断することを特徴とする非接触型ICカードシステム。

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