特許
J-GLOBAL ID:200903057471534231

湿式排煙脱硫方法と装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 孝義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-256582
公開番号(公開出願番号):特開平7-108133
出願日: 1993年10月14日
公開日(公表日): 1995年04月25日
要約:
【要約】【目的】 吸収剤スラリ中のCl-1濃度上昇に伴って発生する石灰石の反応性と亜硫酸塩の酸化性能が低下することを防ぐこと。【構成】 高濃度のCl-1を含有する吸収剤スラリを用いる湿式排煙脱硫において高い脱硫性能および亜硫酸塩酸化性能を達成するために、吸収塔循環タンク8の抜き出しスラリから石膏を分離する前段のスラリ撹拌槽104で該スラリに対して溶解カルシウム塩濃度を可溶性硫酸塩をライン103から添加して低減させる。また、Cl-1および/またはCa2+イオン濃度が高レベルになったことによって循環タンク8内における亜硫酸塩の酸化が不完全になった場合には吸収塔循環タンク抜き出しスラリに対して水性溶媒を添加することによって該スラリの液相可溶性塩濃度を低下させた状態で追加酸化処理を施すことによっても同様の目的を達成することができる。
請求項(抜粋):
脱硫剤スラリを用いて排ガス中の硫黄酸化物を吸収し、排ガス中の硫黄酸化物を吸収して得た亜硫酸塩を酸化して石膏にした後、石膏含有スラリを脱水処理して石膏と石膏分離母液に分離し、該石膏分離母液を用いて新たに排ガス中に供給される脱硫剤スラリを調製する機能を備えた湿式排煙脱硫方法において、石膏含有スラリを石膏と石膏分離母液に分離する前に、該石膏含有スラリ中の溶解カルシウム塩濃度の低減操作および石膏含有スラリの酸化の内、少なくとも石膏含有スラリ中の溶解カルシウム塩濃度の低減操作を行うことを特徴とする湿式排煙脱硫方法。
IPC (3件):
B01D 53/50 ,  B01D 53/77 ,  B01D 53/34 ZAB
FI (2件):
B01D 53/34 125 E ,  B01D 53/34 ZAB

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