特許
J-GLOBAL ID:200903057479795441

印刷ずみの未選別故紙から製紙用パルプを製造する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 欣一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-262172
公開番号(公開出願番号):特開平5-005292
出願日: 1983年04月19日
公開日(公表日): 1993年01月14日
要約:
【要約】【目的】 印刷ずみの未選別故紙からインキおよび汚染物質をを除去して製紙用パルプを製造する。【構成】 a)廃物の水性パルプを生成する、b)該パルプからインキ以外の不純物を除去する、c)該パルプを洗浄して一次パルプと、二次パルプを生成する、d)インキ分散剤を添加してインキ粒子を除去する、e)ろ過性スリラーを生成する、f)繊維懸濁液をろ過して二次脱インキパルプと懸濁固体のないろ過とを得る、g)該パルプを洗液で希釈する、h)ろ過した二次パルプに攪拌と再循環処理を施して強力に混合し、充てん剤含量、繊維等級、フリーネスの変動を平均化することから成る印刷ずみの未選別故紙から製紙用パルプを製造する方法。
請求項(抜粋):
a) 廃物の水性パルプを生成せしめることb) パルプの最終用途に要求される程度の清浄度まで、このパルプからインキ以外の不純物を除去し、繊維表面からインキ粒子を解離させることc) 少なくとも一段の洗浄装置を用い、アルカリ条件下で少なくとも一種の分散剤の存在下にインキ粒子とその他の分散微粒子物質をパルプから除去して、(A)管理された一定の明度と繊維等級を有し、非常に低くかつ一定の充てん剤含量の一次パルプと、(B)高くしかも変動する充てん剤含量と変動する量の微細繊維とを含み、さらにインキ粒子と多少の良好繊維をも有する二次パルプを生成することd) インキ分散剤が最終的に中和されるか沈殿するかしてから、アルカリ性条件下にこの二次パルプをインキ収集性の疎水性薬剤と混合し、次いで繊維懸濁液から疎水性収集剤を選択的に分離することによって流液からインキ粒子を除去することe) 非苛性不溶化性陽イオンと強鉱酸を添加してスラリーのアルカリ性を減じ、それによってろ過性スラリーを生成せしめることf) 繊維懸濁液を、同じプロセスから得られる繊維からなる繊維マット上で低ろ過速度でろ過し、それによって(B)微細繊維等級で高充てん剤含量の、しかもともにすぐに変化させうる二次脱インキパルプと、(C)懸濁固体のほとんどないろ過とを得ることg) 一段の場合以外の最後の洗浄段階で濃化されたパルプをかかる全面的に清澄化された洗液で希釈し、それによって水回路を閉鎖すること並にh) ろ過した二次パルプを数時間バットにたくわえ、そこで撹拌と再循環とによって強力に混合して充てん剤含量、繊維等級、フリーネスの変動を平均化することから成る印刷ずみの未選別故紙から製紙用パルプを製造する方法。

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