特許
J-GLOBAL ID:200903057528021791
施錠装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
白浜 吉治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-153529
公開番号(公開出願番号):特開平10-001962
出願日: 1996年06月14日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 爪金具が旋回して施錠状態と解錠状態とになるマンホール蓋などの施錠装置において、振動などによる爪金具の旋回を防止し、該装置を解錠するためのハンドルを蓋を開けるための取手として利用する。【解決手段】 施錠装置1がマンホール蓋2に固定される本体3とハンドル4とによって構成される。本体3において、第1,2回転子16,17が互いに回転可能に係合し、第1回転子16の上端部にはハンドル挿入用の第1溝26と、本体頂部9の垂下部27を受容する第2溝38とが形成され、第2回転子17の下端部に爪金具7が取り付けられる。爪金具7が施錠位置にあるとき、第1,2回転子16,17が回転しようとすると、第2溝38と垂下部27それぞれの側壁が衝接し、その回転が阻止される。爪金具7が解錠位置にあるときには、垂下部27が第1溝26に受容され、第1回転子16とそれに挿入されたハンドル4の回転が阻止される。
請求項(抜粋):
マンホール等の蓋にその内外面間を貫通して固定される本体と、該本体に取り付けられる爪金具を前記蓋に対する固定枠に係脱させて前記蓋を施錠状態と解錠状態とにすることが可能なハンドルとからなり、前記本体が、前記内外面方向に延びる円筒状部と該円筒状部よりも大径であって該円筒状部上端を覆い、前記ハンドルの挿入孔を有する頂部と、前記円筒状部内側にその周り方向に回転可能に収納され、上端部に前記ハンドルが係脱可能であり、下端部に前記爪金具が取り付けられる回転子とを有する施錠装置において、前記ハンドルが握持部と、上下に延びる軸部と、該軸部の下端部において径方向外方へ左右対称に延びる一対の翼部とを有し、前記本体は、前記頂部のハンドル挿入孔が前記一対の翼部を挿抜可能に左右に長く形成されるとともに、前記挿入孔の左右方向の中心において該孔と直交する線上の前記頂部内面に該孔を挟んで互いに対向し、前記翼部の幅と同じかそれよりも狭い一対の垂下部が形成され、前記回転子は、前記円筒状部上方に位置する第1回転子と、下方に位置する第2回転子とによって構成され、これら両回転子が共に同じ方向へ回転可能に係合するとともに、前記第1回転子が両回転子間に介在する付勢ばねの作用下に前記円筒状部内を上昇・下降可能かつ、上昇時に前記頂部内面に当接可能に形成され、前記第1回転子は、その上端部に、前記ハンドル挿入孔の下に位置したときに挿入される前記ハンドルを受容可能な径方向に延びる溝部と、該溝部がハンドル挿入孔の下に位置したときに前記一対の垂下部を受容可能な凹部とを有し、該凹部の側壁に受容した前記垂下部側面が当接することにより、前記第1,2回転子の回転を阻止可能に形成され、前記溝は、前記翼部の丈よりも所要寸法だけ深く形成され、前記溝に翼部が挿入された前記ハンドルで前記第1回転子を下方へ押圧すると、該第1回転子が前記付勢ばねに抗して下降して前記凹部が前記垂下部から離脱して前記第1,2回転子が時計方向および反時計方向のいずれかへ回転して前記蓋を解錠状態にすることが可能であり、前記解錠状態において前記第1回転子への押圧を解除すると、前記第1回転子が前記ばねの作用下に上昇して前記垂下部の少なくとも下端部位が前記溝に受容されることを特徴とする前記施錠装置。
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