特許
J-GLOBAL ID:200903057538394111

ソフトウエア時計の時刻調整方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-039964
公開番号(公開出願番号):特開平9-230071
出願日: 1996年02月27日
公開日(公表日): 1997年09月05日
要約:
【要約】【課題】 オンラインで接続された複数のコンピュータのソフトウエア時計を、誤差の少ない同一時刻に合わせる。【解決手段】 コンピュータ10は、コンピュータ20に対し時刻調整開始のメッセージAを送信する。コンピュータ20は、メッセージAの受信時刻t2と応答の送信時刻t3を内容とする応答メッセージBを、コンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、メッセージAの送信時刻T1からメッセージBの受信時刻T4までの時間を測定し、コンピュータ20内での処理時間を差し引き正味の通信時間δt121 を計算する。この通信時間が予め測定されている最小通信時間とほぼ等しいときは、メッセージB中の受信時刻t2と通信時間δt121 を使用して両コンピュータ10,20間の時刻差ΔTを算出し、時刻差ΔTが許容値を超えているとコンピュータ20に時刻調整指示のメッセージCを送信する。
請求項(抜粋):
処理に必要な時刻を発生する第1のソフトウエア時計、このソフトウエア時計の時刻の読出しと調整を行う第1の時刻調整処理部、及び通信の制御を行う第1の通信制御部を有する第1のコンピュータと、前記第1のソフトウエア時計、第1の時刻調整処理部、及び第1の通信制御部とそれぞれ同様の機能を持つ第2ソフトウエア時計、第2の時刻調整処理部、及び第2の通信制御部を有する第2のコンピュータとの間が、通信網を介して接続されるコンピュータシステムにおいて、前記第1の時刻調整処理部で、時刻調整を開始する旨の第1の制御情報を生成し、この第1の制御情報を前記第1の通信制御部及び前記通信網を介して、前記第2のコンピュータに送信する調整開始処理と、前記第2の時刻調整処理部は、前記第2の通信制御部を介して前記第1の制御情報を受信すると、前記第2のソフトウエア時計の現在時刻を読出し、この現在時刻を第2の制御情報として前記第2の通信制御部及び前記通信網を介して前記第1のコンピュータに通知する時刻通知処理と、前記第1の時刻調整処理部は、前記第1の通信制御部を介して、前記第2の制御情報を受信すると、前記第1の制御情報の送信から前記第2の制御情報の受信までの経過時間が所定の時間以内であるか否かの判断を行い、所定の時間内であった場合にのみ、その第1のソフトウエア時計から読出した時刻と前記第2の制御情報で通知された前記第2のソフトウエア時計の現在時刻と前記経過時間とに基づき、前記第1と第2のソフトウエア時計の時刻差を算出する時刻差算出処理と、前記第1の時刻調整処理部は、前記時刻差算出処理で算出された時刻差が一定時間を超えているか否かを判断し、一定時間を超えている場合にのみ、前記第2のソフトウエア時計の時刻調整を指示する旨の第3の制御情報を生成し、その第3の制御情報を前記第2のコンピュータに送信する調整指示処理と、前記第2の時刻調整処理部は、前記第3の制御情報を受信しその第3の制御情報の指示に基づき第2のソフトウエア時計を調整する調整処理とを、順次行うことを特徴とするソフトウエア時計の時刻調整方法。
IPC (3件):
G04G 5/00 ,  G04C 9/00 ,  G04G 7/00
FI (3件):
G04G 5/00 J ,  G04C 9/00 G ,  G04G 7/00

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