特許
J-GLOBAL ID:200903057600887251

2方向差動クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-178421
公開番号(公開出願番号):特開平9-025959
出願日: 1995年07月14日
公開日(公表日): 1997年01月28日
要約:
【要約】【目的】 スプラグを用いた2方向差動クラッチにおいて、入力ギヤの回転方向の切り換え時において、スプラグの傾動方向の切り換えを即座に行なわせる。【構成】 入力ギヤ7の円筒形内面9と回転軸4の円筒形外面8間に径の異なる2つの保持器10、11を組込む。大径側保持器10を入力ギヤ7に固定し、小径側保持器11を回転軸4に回転自在に取付ける。両保持器10、11に形成したポケット15、16にスプラグ17を組込む。小径側保持器11の端部に摩擦板21を回転自在に取付け、その摩擦板21を弾性部材22の弾力によって小径側保持器11のフランジ23に圧接させる。摩擦板21をギヤケース1に回り止めし、入力ギヤ7の回転方向の切り換え時に、大径側保持器10と小径側保持器11の相互間に大きな回転速度差をもたせ、両保持器10、11の速度差によってスプラグ17の傾倒方向を直ちに切り換える。
請求項(抜粋):
入力ギヤに設けられた円筒形内面とその入力ギヤを貫通する回転軸の円筒形外面間に径の異なる2つの保持器を組込み、その大径側保持器を入力ギヤに固定し、小径側保持器を上記回転軸に対して回転自在に支持し、その両保持器に形成されたポケットにスプラグを組込み、上記大径側保持器と小径側保持器の相対的な回転によってスプラグを入力ギヤの円筒形内面と回転軸の円筒形外面とに係合させるようにした2方向差動クラッチにおいて、前記小径側保持器の前記入力ギヤから外方に臨む端部に摩擦板を回転自在に取付け、その摩擦板に弾性部材の弾力を付与して小径側保持器に設けられたフランジに圧接し、上記摩擦板をその周囲の固定部に対して回り止めする回り止め手段を設けたことを特徴とする2方向差動クラッチ。

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