特許
J-GLOBAL ID:200903057622737539

重金属類含有焼却飛灰の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青麻 昌二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-119634
公開番号(公開出願番号):特開平8-309310
出願日: 1995年05月18日
公開日(公表日): 1996年11月26日
要約:
【要約】【目的】 焼却飛灰中に存在する重金属類を不溶化して無害にする。【構成】 焼却飛灰に鉱酸水溶液を加えpH4以下にし重金属類を溶出して飛灰中の酸不溶成分が懸濁している液にする第1工程、懸濁液に溶出している第1鉄イオンと鉄以外の重金属類イオンを測定し必要に応じて第1鉄塩を添加して懸濁液中の第1鉄イオンと重金属類イオンとのモル比を6〜80:1に調整しアルカリ物質を加え中性付近に維持しながら酸化剤を加えて第1鉄イオンを第2鉄イオンにすると共に重金属類イオンを水酸化第2鉄との共沈物として沈澱させる第2工程、共沈物に第2工程におけるモル比調整後存在した第1鉄イオンに対しモル比で約半量の第1鉄イオンを加え更にアルカリ物質を加えてpH9〜11にし約60〜100°Cにて撹拌することにより共沈物をフェライトとし重金属類イオンをフェライトに吸蔵させ飛灰中の酸不溶成分と共に分離する第3工程よりなる。
請求項(抜粋):
(1)重金属類を含有する焼却飛灰に鉱酸水溶液を加えpHを4以下に調整し重金属類を溶出して焼却飛灰中の酸不溶成分が懸濁している液を形成させる第1工程、(2)懸濁液中に溶出している第1鉄イオンと鉄以外の重金属類イオンを測定し、必要に応じて第1鉄塩を添加して懸濁液中の第1鉄イオンと鉄以外の重金属類イオンとのモル比を6:1〜80:1に調整し更にアルカリ物質を加えて中性付近に維持しながら酸化剤を加えて前記第1鉄イオンを酸化して第2鉄イオンにすると共に鉄以外の重金属類イオンを水酸化第2鉄との共沈生成物として沈澱させる第2工程、及び(3)得られた共沈生成物に第2工程におけるモル比調整後存在した第1鉄イオンに対しモル比で約半量に相当する第1鉄イオンを加え更にアルカリ物質を加えてpH9〜11に調整し約60〜100°Cにて撹拌することにより前記共沈生成物をフェライトとし鉄以外の重金属類イオンを前記フェライトに吸蔵させ焼却飛灰中の酸不溶成分と共に分離する第3工程とよりなることを特徴とする重金属類含有焼却飛灰の処理方法。
IPC (4件):
B09B 3/00 ,  B09B 3/00 ZAB ,  A62D 3/00 ZAB ,  C01G 49/00
FI (4件):
B09B 3/00 304 G ,  A62D 3/00 ZAB ,  C01G 49/00 K ,  B09B 3/00 ZAB

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