特許
J-GLOBAL ID:200903057665422370

チャネルの反復予想とそれに対応する処理を備えた直交周波数分割多重受信機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外7名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-524314
公開番号(公開出願番号):特表2003-509963
出願日: 2000年09月12日
公開日(公表日): 2003年03月11日
要約:
【要約】本発明の主な目的は、現在のあるいは将来のOFDMシステムの性能を向上させることである。この向上は、システムの能力を著しく上げるために、チャネル予想を最適化することによって得られる。この向上は、OFDM受信機がゆっくりとしたフェーディング、また、より複雑な場合に、非常に速いフェーディングの動作を最適に行うことによって、得られる。また、本発明は、一定した受信性能を得るために、パイロットシンボルの相対数および/または電力を減じる。この目的は、チャネル予想において、連続する時間・周波数ブロック内にある任意の数のパイロットシンボルを最適に使用することによって達せられる。また、これらのブロックにおいて、データシンボル(これは明らかにパイロットシンボルよりも多数である)のチャネル予想(その全部あるいは一部)を受信する最適の状態によって達せられる。
請求項(抜粋):
直交周波数分割多重(OFDM)の無線通信受信機において、 i)各ブロックは、Ntの時間間隔とNfの周波数間隔を持った2次元の時間・周波数ブロックに配布されるデータシンボルとパイロットシンボルを備え、各ダイバーシティ分岐は、無線電気センサ(301,302,...,30L)と、ベクトルRlの要素を作るN個の要素を持った出力信号を出力する手段(321,322,...,32L)(341,342,...,34L)を備え、ここで、lはダイバーシティ分岐のランクであるような(lは0からL-1まで変化する)、ディジタルシンボルのL個のダイバーシティ分岐の複数の処理ブロックと、 ii)様々なダイバーシティ分岐によってL個の信号出力を処理し、データシンボルのために適応性に富んだ予想を出力するチャネル予想器(E)と、 iii)データシンボルの適応性に富んだ予想を受信し、データシンボルの予想【数1】を出力する決定装置(42)と を備え、この受信機は、 (a)2次元の時間・周波数ブロック内でチャネルを特徴付けるN個の要素を持ったベクトルClを処理する予想器であって、これらの予想手段は、チャネルの時間・周波数共分散行列のM個の正規化された固有ベクトルであるN個のベクトルBkの基数を定義することが可能であり、これらの手段は、この基数で各ベクトルClを分解し、この分解のN個の係数は【数2】で表され、ここで、kは0からN-1まで変化し、係数【数3】は、各ダイバーシティ分岐lに対するベクトルGlを定義し、これは、前記ダイバーシティ分岐からの出力から分かるように、チャネルの表記であり、 (b)チャネル予想器(E)は、帰納的最大(MAP)確率の基準に基づいて期待値最大化(EM)アルゴリズムを用いて、反復の有限数を処理し、予想器は、考慮した2次元の時間・周波数ブロック内に含まれるパイロットシンボルを考慮して、最初は使用され、これによって、次数0の予想【数4】に至り、その後、予想器は、他の反復等のために予想されたシンボル【数5】を用い、最後に予想器は、最終の反復Dの後に最適係数【数6】を出力し(ここでkは0からN-1まで変化し、lは0からL-1まで変化する)、各ダイバーシティ分岐のためのチャネルを表すベクトルGlを定義する ことを特徴とする受信機。
IPC (2件):
H04J 11/00 ,  H04L 1/02
FI (2件):
H04J 11/00 Z ,  H04L 1/02
Fターム (4件):
5K022DD01 ,  5K022DD33 ,  5K059CC03 ,  5K059DD31
引用文献:
審査官引用 (2件)

前のページに戻る