特許
J-GLOBAL ID:200903057685874161

歯車のクラック診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-143757
公開番号(公開出願番号):特開平7-004951
出願日: 1993年06月15日
公開日(公表日): 1995年01月10日
要約:
【要約】【目的】 歯車装置内の歯車に発生するクラックを早期に発見検知する歯車のクラック診断装置を提供する。【構成】 AE検出部1と歯車回転位相検出部3と包絡線検波部6とフィルタリング部7とディジタルサンプリング部8とAE事象パラメータ演算部9とAE発生位置分別部10とAE発生時間間隔分別部11と歯車位相分布演算部12とクラック進展判定部13とを備えたものである。
請求項(抜粋):
歯車のクラックから発生するAEを検出する複数個のAE検出部と,歯車の回転位相を検出する歯車回転位相検出部と,前記AE検出部から発信されるAE信号を包絡線検波する包絡線検波部と,包絡線検波後のAE信号のうち歯車の回転周波数から歯車の噛み合い周波数成分を包含する一定範囲の周波数成分を通過させるフィルタリング部と,該フィルタリング部を通過したAE信号と前記歯車回転位相検出部より発信される歯車回転位相信号とをディジタルサンプリングしてA/D変換を行なうディジタルサンプリング部と,ディジタルサンプリングされたAE信号ならびに歯車回転位相信号から各々のAE事象の特徴を表わすAE事象パラメータを演算するAE事象パラメータ演算部と,該AE事象パラメータ演算部で演算されたAE事象パラメータからAE発生位置に関する数値を演算し,予め設定された範囲内に収まる演算値のみを分別するAE発生位置分別部と,該AE発生位置分別部で分別された各々のAE事象のうちでAE事象間の発生時間間隔が歯車回転周期に一致するAE事象のみを分別するAE発生時間間隔分別部と,該AE発生時間間隔分別部で分別されたAE事象の各々のAE到達時間に対応した歯車回転位相を変数としAE事象発生率を頻度とする分布を演算する歯車位相分布演算部と,該歯車位相演算部で演算された歯車回転位相区分別AE事象発生率が予め設定された基準値以上のAE発生率を示す歯車回転位相区分内の個数から進展したクラック個所数を判定し,前記発生時間間隔分別部で採用された歯車回転周期に基づいてクラックが進展中の歯車を同定する機能を備えたクラック進展判定部と,から構成された歯車のクラック診断装置。

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