特許
J-GLOBAL ID:200903057689985162

2-ベンゾクマリニルカルバペネム類

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡部 正夫 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-174642
公開番号(公開出願番号):特開平5-239057
出願日: 1992年05月25日
公開日(公表日): 1993年09月17日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 下記式(式中、Eは又はRはH又はCH3、XhはO又はS、R1及びR2はH,CH3-,CH3CH2-など、RaはH,-CF3、ハロゲン原子など、Mは水素、薬学的に許容し得るエステル化基又は除去可能なカルボキシル保護基などを示す)のカルバペネム類。【効果】 このカルバペネム類は有用な抗菌剤である。
請求項(抜粋):
下記の式の化合物【化1】〔式中、RはHまたは CH3であり;Xh はOまたはSであり;R1 及びR2 は独立的にH、 CH3-、CH3CH2-、(CH3)2CH-、 HOCH2-、CH3CH(OH) -、(CH3)2C(OH) -、FCH2CH(OH)-、F2CHCH(OH)-、F3CCH(OH) -、CH3CH(F)-、CH3CF2-、または(CH3)2C(F)-であり;Ra は水素および以下に列挙する基から成る群より独立的に選ばれる、ただし4個より多くないRa 基は水素以外の基である:a)トリフルオロメチル基:-CF3 ;b)ハロゲン原子:-Br、-Cl、-Fまたは-Ic)C1 〜C4 アルコキシ基:-OC1-4 アルキル(ここにおいて、アルキルは、所望によっては、Rq によってモノ置換される)、ここにおいて、Rq は-OH、-OCH3、-CN、-C(O)NH2 、-OC(O)NH2、CHO 、-OC(O)N(CH3)2、-SO2NH2、-SO2N(CH3)2、-SOCH3 、-SO2CH3、-F、-CF3 、-COOMa (ここにおいて、Ma は水素、アルカリ金属、メチルまたはフェニルである)、テトラゾリル(ここにおいて、結合個所はテトラゾール環の炭素原子であり、窒素原子の1個は上記に定義されたようにMa によってモノ置換されている)および-SO3Mb (ここにおいて、Mb は水素またはアルカリ金属である)より成る群から選ばれる一員であり;d)ヒドロキシル基:-OH;e)カルボニロキシル基:-O(C=O)R s 、ここにおいてRs はC1 〜C4 アルキルまたはフェニルであり、そのおのおのは、場合によっては上記に定義したようにRq によってモノ置換されるか、または-Fによって三置換される;f)カルバモイルオキシ基:-O(C=O)N(Ry )Rz 、ここにおいてRy およびRz は独立的にH、C1 〜C4 アルキル(場合によっては上記に定義したようなRq によってモノ置換される)であり、3-員〜5-員のアルキリデン基と一緒に環(場合によっては上記に定義したようなRq によって置換される)環を形成し、または-O-、-S-、-S(O)-または-S(O)2 -によって、分断された2-員〜4-員のアルキリデン基と一緒に環(但し、環は場合によっては上記に定義したようなRq によってモノ置換される)を形成し;g)スルフル基:-S(O)n -Rs 、ここにおいて、nは0〜2、Rs は上記に定義されている;h)スルファモイル基:-SO2N(Ry )Rz 、ここにおいて、Ry およびRz は上記に定義された通りであり;i)アジド:N3j)ホルムアミド基:-N(Rt )(C=0)H 、ここにおいてRt はHまたはC1 〜C4 アルキルであり、そのアルキルは場合によっては上記に定義したようなRq によってモノ置換され;k)(C1 〜C4 アルキル)カルボニルアミノ基:-N(Rt )(C=O)C1 〜C4 アルキル、ここにおいて、Rt は上記に定義した通りであり、またアルキル基は、場合によっては、上記に定義したようなRq によってモノ置換され;l)(C1 〜C4 アルキル)カルボニルアミノ基:-N(Rt )(C=O)O C1 〜C4 アルキル、ここにおいて、Rt は上記に定義した通りであり、またアルキル基は、場合によっては、上記に定義したようなRq によってモノ置換され;m)ウレイド基:-N(Rt ) (C=O)N(Ry )Rz 、ここにおいてRt 、Ry およびRz は上記に定義した通りであり;n)スルホンアミド基:-N(Rt )SO2Rs 、ここにおいてR3 およびRt は上記に定義した通りであり;o)シアノ基:-CN;p)ホルミルまたはアセタール化ホルミル基:-(C=O)Hまたは-CH(OCH3)2;q)カルボニルがアセタール化されている(C1 〜C4 アルキル)カルボニル基:-C(OCH3)2C1 〜C4 アルキル、ここにおいてアルキルは、場合によっては、上記に定義したようなRq によってモノ置換され;r)カルボニル基:-(C=O)Rs 、ここでRs は上記に定義した通りであり;s)場合によっては酸素または炭素原子がC1 〜C4 アルキル基によって置換されているヒドロキシイミノメチル基:-(C=NORz )Ry 、ここにおいてRy およびRz は、それらが一緒に結合して環を形成できないこと以外は、上記に定義した通りであり;t)(C1 〜C4 アルコキシ)カルボニル基:-(C=O)OC1 〜C4 アルキル、ここにおいてアルキルは、場合によっては、上記に定義したようなRq によってモノ置換され;u)カルバモイル基:-(C=O)N(Ry )Rz 、ここにおいてRy およびRz は上記に定義した通りであり;v)窒素原子がさらにC1 〜C4 アルキル基により置換されることができるN-ヒドロキシカルバモイルまたはN(C1 〜C4 アルコキシ)カルバモイル基:-(C=O)-N(ORy )Rz 、ここにおいてRy およびRz は、それらが一緒に結合して環を形成できないこと以外は、上記に定義した通りであり;w)チオカルバモイル基:-(C=S)N(Ry )Rz 、ここにおいてRy およびRzは上記に定義した通りであり;x)カルボキシル:-COOMb 、ここにおいてMb は上記に定義した通りであり;y)チオシアネート:-SCN ;z)トリフルオロメチルチオ:-SCF3;aa) テトラゾリル、ここにおいて結合個所はテトラゾール環の炭素原子であり、窒素原子の1個は水素、アルカリ金属または場合によっては上記に定義したようなRq によって置換されたC1 〜C4 アルキルによってモノ置換され;ab) ホスホノ〔P=O(OMb )2] ;アルキルホスホノ{P=O(OMb )-〔0(C1 〜C4 アルキル) 〕}; アルキルホスフィニル〔P=O(OMb )-(C1 〜C4 アルキル)〕;ホスホルアミド〔P=O(OMb )N(Ry )Rz および P=O(OM b )NHRx 〕;スルフィノ(SO2Mb ) ;スルホ(SO3Mb ) ;構造 CONM6 SO2Rx 、CONMb SO2N(Ry )Rz 、SO2NM b CON(R y )Rz ;および SO2NMb CNより成る群から選ばれたアニオン性官能、ここにおいてRx はフェニルまたはヘテロアリールであり、ここにおいてヘテロアリールは5員または6員環原子を有する一環式芳香族炭化水素基であり、そこの1個の炭素原子が結合個所であり、そこの該炭素原子の1個は窒素原子によって置換されており、そこにおいては1個の追加の炭素原子は、場合によっては、OまたはSから選ばれたヘテロ原子によって置換され、そこにおいては1個〜2個の追加の炭素原子は、場合によっては、窒素ヘテロ原子によって置換され、そしてここにおいてはフェニルおよびヘテロアリールは、場合によっては、上記に定義した如き、Rq によってモノ置換され;Mb は上記に定義した通りであり;Ry およびRz は上記に定義した通りであり;ac)環中の炭素原子の1個がO、S、NHまたはN(C1 〜C4 アルキル)から選ばれたヘテロ原子によって置換され、追加の1個の炭素原子が、NHまたはN(C1 〜C4 アルキル)によって置換されることができ、各窒素ヘテロ原子に隣接した少なくとも1個の炭素原子が、1個の酸素にって置換される結合した水素原子を2個有し、かくしてカルボニル部分を生成し、1個または2個のカルボニル部分が環中に存在するC5 〜C7 シクロアルキル基;ad)場合によっては上記の置換基a)〜ac)の1個によってモノ置換されたC2 〜C4 アルケニル基、および場合によっては上記に定義されたようなRqにより置換されたフェニル;ae)場合によっては上記の置換基a)〜ac)の1個によってモノ置換されたC2 〜C4 アルキニル基;af)C1 〜C4 アルキル基;ag)上記の置換a)〜ac)の1個によってモノ置換されたC1 〜C4 アルキル;ah)結合個所がオキサゾリジノン環の窒素原子であり、環の酸素原子が場合によっては-S-およびNRt (但しRt は上記に定義された通りである)から選ばれたヘテロ原子によって置換され、オキサゾリジノン環の飽和炭素原子の1個が場合によっては上記の置換基a)〜ag)の1個によってモノ置換された2-オキサゾリジノニル部分;そしてMはi)水素;ii)薬学的に許容し得るエステル化基または除去可能なカルボキシル保護基;iii) アルカリ金属またはその他の薬学的に許容し得るカチオンから選択される〕。
IPC (2件):
C07D477/00 ,  A61K 31/40 ADZ

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