特許
J-GLOBAL ID:200903057720594487
部分結晶性または非晶質、熱可塑加工性、部分芳香族ポリアミド類またはコポリアミド類の初期縮合物の製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青山 葆 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-178563
公開番号(公開出願番号):特開平8-053546
出願日: 1995年07月14日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】【課題】 先行技術におけるバッチ処理の欠点を有さず、また1つの生成物からその他のものへ迅速に変化させることにおいて、連続処理の制限を有さず、しかしながらもう一方ではバッチ処理の基本的な長所を利用する、部分結晶性または非晶質、熱可塑加工性、部分芳香族ポリアミド類またはコポリアミド類の初期縮合物の製造方法を提供する。【解決手段】 塩形成期、輸送期、反応期、静止期、排出期からなる多段階バッチ処理による、部分結晶性または非晶質、熱可塑加工性、部分芳香族ポリアミド類またはコポリアミド類の初期縮合物の製造方法。
請求項(抜粋):
部分結晶性または非晶質、熱可塑加工性、部分芳香族ポリアミド類またはコポリアミド類の初期縮合物の製造方法であって、該初期縮合物が、以下のA、B、C、D、Eと同様に、FおよびGから選択されるモノマー構成ブロック成分:A:全てのジカルボン酸A+Bの総量に対して、0〜100モル%の1以上の置換、または未置換芳香族ジカルボン酸であって、8〜18の炭素原子を有するもの、B:A+Bの和に対して、0〜100モル%の1以上のジカルボン酸であって、6〜36の炭素原子を有し、直鎖または分岐鎖脂肪族および環式脂肪族ジカルボン酸からなる群より選択されるもの、C:全てのジアミンC+D+Eの総量に対して、0〜100モル%の1以上の直鎖または分岐鎖脂肪族ジアミンであって、4〜13の炭素原子を有するもの、D:C+D+Eの和に対して、0〜100モル%の1以上の環式脂肪族ジアミンであって、6〜26の炭素原子を有するもの、E:C+D+Eの和に対して、0〜100モル%の1以上のアラリファティックジアミンであって、8〜26の炭素原子を有するものであり、ジカルボン酸(AおよびB)のモル量は、ジアミン類(C、DおよびE)のモル量とおよそ等量であって、かつF:A、B、C、D、E、F群の成分の総量に対して、0〜80モル%の1以上のポリアミド形成性モノマーであって、ラクタムの群またはω-アミノ酸で6〜12の炭素原子を有するものから選択されるもの、およびG:A、B、C、D、F、G群の成分の総量に対して、0〜6モル%の脂肪族、環式脂肪族または芳香族モノアミン類および脂肪族、環式脂肪族または芳香族モノカルボン酸の群から選択される1以上の成分に基づき、所望により、1以上の触媒および所望により、処理または用途指示添加剤を含み得て、成分AまたはEのそれぞれの1以上が含まれていなければならず、かつジカルボン酸類のA、Bと、ジアミン類のC、D、Eとが、実質上等モル比で含まれている初期縮合物であって、該方法が、以下の段階:(a)ジアミン類とジカルボン酸類との塩を生成するための塩形成段階であって、水性の5〜50重量%の成分含有溶液を所望により部分的に前反応させて、120°C〜220°Cの温度および23barまでの圧力で低分子量オリゴアミド類を作製する塩形成段階;(b)所望により、段階(a)由来の溶液を第2の反応容器または撹拌したオートクレーブに移し、その製造を完成させるために優勢である条件におく段階;(c)反応期であって、反応器の内容物を予め決めた温度に加熱し、かつ水蒸気部分圧を、水蒸気の孔を制御または所望によりオートクレーブと連結した水蒸気発生器からの水蒸気の供給を制御することによって保持して、予め決めた値に制御調整することにより、初期縮合物への転化を連続して行う反応期;(d)10分以上保持される静止期であって、反応体内容物の温度および水蒸気部分圧を、水蒸気部分圧については上記の(c)に挙げられた手段を使用することによって制御状態にし、それぞれ次の処理段階において初期縮合物の移動のために提供される値にして、特に部分結晶性ポリアミド類またはコポリアミド類の初期縮合物が、280°C以上の融点(示差走査熱量計によって測定された最大融点)を有する場合には、この期(d)および期(c)の間の反応器内容物の温度は、265°Cを超えてはならず、部分結晶性ポリアミド類またはコポリアミド類が期(d)および(c)の時には、表Iの値を、最小水蒸気部分圧PH2O(最小)の値によって、反応器内容物の温度およびポリマーのアミド基濃度において使用しなければならない静止期(ミリモル/gの単位、5000g/モル以上の平均分子量の完全縮合ポリマー用に計算);【表1】(e)排出段階であって、期(d)の最後に優勢である温度が一定に保持され、その時に優勢である水蒸気部分圧が、上記の水蒸気発生器からオートクレーブ中、および全ての排出ラインおよびそれに連結したユニットに水蒸気を供給することによって少なくとも維持される一方で、初期縮合物を、直接緩衝装置から溶融状態で、または固体状態を通り、別の装置および経路から、更に続けて選択的な乾燥および/または粉砕および所望により更にその他の処理を行って、最終反応装置に供給する排出段階からなる初期縮合物の製造方法。
IPC (5件):
C08G 69/28 NSB
, C08G 69/26 NSA
, C08G 69/36 NSJ
, C08G 69/48 NRK
, C08L 77/00 LQY
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