特許
J-GLOBAL ID:200903057766144028

固体電解質型燃料電池のシール構造およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 弘男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-031102
公開番号(公開出願番号):特開平9-231987
出願日: 1996年02月20日
公開日(公表日): 1997年09月05日
要約:
【要約】【課題】 平板型固体電解質燃料電池の構成材料であるセラミックス間の隙間をできるだけ減少するか、または、隙間をまったく無くすことにより燃料ガスと酸化剤ガスとのクロスリークを防止するすることができるシール構造を提供すること。【解決手段】 平板状単電池とセパレータとを交互に積層し、燃料極とセパレータの燃料ガス流通路側との間に金属メッシュを介在し、固体電解質層とセパレータとの間にそれぞれシール剤またはガスケットを介在してスタックに積層してなる平板型固体電解質燃料電池において、セパレータの袖部分にふた部材を接触または接合して配置し、袖部分とふた部材とが共同して前記発電部分に対し酸化剤ガスまたは燃料ガスを供給・排出するとともに該両ガスの漏失を防止するように構成した。よって、マニホールドの電池へのガス導出部位、および電池からのガス導入部位において、酸化剤ガスと燃料ガスのクロスリークを防止し、燃料電池の利用率を向上させ、濃度分極による電池特性の低下を抑制することができる。
請求項(抜粋):
平板状固体電解質層の両面にそれぞれ空気極と燃料極とを配置してなる平板状単電池と、隣接する単電池同士を電気的に直列に接続しかつ各単電池に酸化剤ガスと燃料ガスを分配するセパレータとを交互に積層し、前記燃料極と前記セパレータの燃料ガス流通路側との間に金属メッシュを介在し、前記単電池の固体電解質層とセパレータとの間にそれぞれシール剤またはガスケットを介在してスタックに積層してなる平板型固体電解質燃料電池のシール構造において、前記セパレータが前記空気極または燃料極に対面してそれぞれ酸化剤ガスまたは燃料ガスを分配するための複数列のガス流通溝および突起を交互に刻設された発電部分と、前記発電部分の両側に接続された袖部分と、前記袖部分に重ねて配置されたふた部材とを具備し、前記袖部分とふた部材とが共同して前記発電部分に対し酸化剤ガスまたは燃料ガスを供給・排出するとともに該両ガスの漏失を防止することを特徴とする固体電解質型燃料電池のシール構造。
FI (2件):
H01M 8/02 S ,  H01M 8/02 R

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