特許
J-GLOBAL ID:200903057771743045

溶接缶体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 辰彦 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-341447
公開番号(公開出願番号):特開平5-032256
出願日: 1991年12月24日
公開日(公表日): 1993年02月09日
要約:
【要約】【目的】内容物への鉄溶出が無く内容物フレーバーが変化することのない保護被覆層を有すると共に、接合部で十分な溶接強度を得ることができる溶接缶体を提供する。【構成】缶胴部を形成する表面処理鋼板に基体鋼板の表面に0.5〜1.7g/m2の量の錫が均一にメッキされた錫層を有する錫メッキ鋼板を用いる。この鋼板に保護被覆層として厚さ5〜50μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを180〜225°Cの温度で熱硬化性樹脂系接着剤により接着する。この錫メッキ鋼板は、ポリエステルフィルムを接着した後の溶接前の段階でその両側端縁部に錫含有量換算で0.35〜1.60g/m2の錫鉄合金層と錫量0.10〜1.35g/m2の錫層との2層を有している。この表面処理鋼板の両側端縁部を溶接し、前記保護被覆層で被覆されていない内面を他の保護被覆層で被覆して溶接缶体とする。
請求項(抜粋):
缶用表面処理鋼板の少なくとも缶胴部内面側に対しその両側端縁部を除いた部分に保護被覆層を被覆形成し、該表面処理鋼板の両側端縁部を重ね合せて溶接接合することにより缶胴部を形成してなる溶接缶体において、缶胴部を形成する表面処理鋼板に基体鋼板の表面に0.5〜1.7g/m2の量の錫が均一にメッキされた錫層を有する錫メッキ鋼板を用い、前記保護被覆層として厚さ5〜50μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを180〜225°Cの範囲の温度で熱硬化性樹脂系接着剤により接着し、該ポリエステルフィルムを接着した後の溶接前の段階で前記両側端縁部に少なくとも錫含有量換算で0.35〜1.60g/m2の錫鉄合金層と錫量0.10〜1.35g/m2の錫層との2層を有する表面処理鋼板の両側端縁部を溶接し、前記保護被覆層で被覆されていない内面を他の保護被覆層で被覆してなることを特徴とする溶接缶体。
IPC (3件):
B65D 25/14 ,  B23K 11/08 510 ,  B65D 8/18

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