特許
J-GLOBAL ID:200903057784941970

建築遮音部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡本 宜喜
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-334092
公開番号(公開出願番号):特開平8-170383
出願日: 1994年12月16日
公開日(公表日): 1996年07月02日
要約:
【要約】【目的】 能動的騒音制御を用いた建築遮音部材に関するもので、広い周波数帯域の騒音に対して高い遮音性能を有する遮音面を実現すること。【構成】 積層合板により中空なフレーム1を構成する。フレーム1を音波の入射面に垂直な方向に複数の小空間3に区切り、格子状の間仕切2を設ける。小空間3毎に騒音源からの騒音を検出する第1の騒音検出器4aと、第2の騒音検出器4bと、スピーカ5とを設置する。外部から到来する騒音を第1の騒音検出器4aで検出して消音装置に与えると、フレーム1を通過する騒音又は振動がスピーカ5の音響出力により除去される。このような建築遮音部材62を壁材又は床材として用いると、遮音性に優れた建築物が実現できる。
請求項(抜粋):
積層合板により構成された中空の直方体形状のフレームと、音波の入射面に垂直な方向に配置され、前記フレームの内部を複数の小空間に区切る格子状の間仕切と、前記小空間に入射される音波を消音信号により相殺する消音装置と、を具備し、前記消音装置は、前記小空間毎に騒音源からの音波を検出する第1の騒音検出器と、前記小空間に取付けられ、前記第1の騒音検出器の設置位置に比べて騒音源に遠い位置に設置されたスピーカと、前記小空間に取付けられ、前記スピーカ近傍であって騒音源から遠い箇所に位置し、前記騒音と前記スピーカの制御音とを検出する第2の騒音検出器と、前記第1の騒音検出器で検出された騒音信号を適応制御し、前記スピーカに対し消音信号を出力するための畳込み演算を行うアダプティブフィルタと、前記第1の騒音検出器の出力を信号処理するディジタルフィルタと、前記第2の騒音検出器の出力と前記ディジタルフィルタの出力から前記アダプティブフィルタの時間領域における畳込み係数を演算して更新するLMS演算器と、前記アダプティブフィルタの畳込み係数の内、1番目の係数値が規定以上の大きさになると、前記LMS演算器による係数更新を停止するか、又は前記アダプティブフィルタの信号処理を停止する停止回路と、を具備することを特徴とする建築遮音部材。
IPC (4件):
E04B 1/99 ,  E04B 1/82 ,  G10K 11/178 ,  G10K 11/16
FI (2件):
G10K 11/16 H ,  G10K 11/16 D

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