特許
J-GLOBAL ID:200903057799445740

抗癌剤の有効性予測方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 廣田 雅紀 ,  小澤 誠次 ,  東海 裕作 ,  大▲高▼ とし子 ,  ▲高▼津 一也 ,  堀内 真
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-092061
公開番号(公開出願番号):特開2009-244147
出願日: 2008年03月31日
公開日(公表日): 2009年10月22日
要約:
【課題】乳癌治療におけるトラスツズマブの奏功性を、トラスツズマブ投与前にあらかじめ予測する方法等を提供する。【解決手段】トラスツズマブ投与前の乳癌患者から採取した血漿中のN結合型糖鎖に関して質量分析を行い、31のマススペクトルピークを検出した。これらの31の糖鎖と、臨床情報との相関を検討した結果、トラスツズマブ療法奏功例(non-PD群)において、2534m/zの糖鎖の検出強度が、トラスツズマブ療法非奏功例(PD群)と比較して有意に高いこと、さらに、2534m/zの糖鎖が高い群では、無増悪期間の有意な延長が認められることを確認した。以上の結果から、本発明者らは、2534m/z糖鎖の検出強度を指標として、乳癌治療におけるトラスツズマブの有効性の予測が行いうることを見い出した。【選択図】図1
請求項(抜粋):
乳癌治療におけるトラスツズマブ(trastuzumab)の奏功性を、トラスツズマブ投与前に予測する方法であって、以下の(1)〜(4)の工程を順次備えたことを特徴とする方法; (1)癌患者より採取された血漿中の糖タンパクからN結合型糖鎖を遊離させる工程; (2)遊離させた糖鎖を精製する工程; (3)精製した糖鎖の質量分析を行う工程; (4)MALDI-TOF-MS型分析機を用いたときの2534m/zの糖鎖、又はそれに相当するピークの糖鎖の検出強度とトラスツズマブの奏功性とが、正の相関関係にあることを指標として、前記癌患者におけるトラスツズマブの奏功性を予測する工程;
IPC (4件):
G01N 27/62 ,  G01N 33/68 ,  G01N 33/48 ,  G01N 33/15
FI (6件):
G01N27/62 V ,  G01N33/68 ,  G01N27/62 L ,  G01N27/62 H ,  G01N33/48 A ,  G01N33/15
Fターム (15件):
2G041AA10 ,  2G041CA01 ,  2G041EA03 ,  2G041FA12 ,  2G041GA09 ,  2G045AA26 ,  2G045BB02 ,  2G045BB03 ,  2G045CA26 ,  2G045DA30 ,  2G045DA44 ,  2G045DA78 ,  2G045FA36 ,  2G045FB01 ,  2G045FB06
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 米国特許第5,821,337号公報
  • 糖鎖標識試薬
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2004-108261   出願人:塩野義製薬株式会社
審査官引用 (1件)
  • 糖鎖標識試薬
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2004-108261   出願人:塩野義製薬株式会社

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