特許
J-GLOBAL ID:200903057830217573

法面工法およびその法面工法による法面構造体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前原 清美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-361233
公開番号(公開出願番号):特開平6-101233
出願日: 1991年12月25日
公開日(公表日): 1994年04月12日
要約:
【要約】【目的】従来、河川の堤防は、河川の氾濫による決壊を防止するために、コンクリート構造の適用により強度面を重点的に強化する策が図られてきた。その反面、そのことが自然破壊の原因にもなった。その結果、その自然破壊を防止しつつ、自然環境を積極的に取り戻すことの必要性について各人が注目するようになった。この二つの課題を同時に解決しようとすることが本発明の目的である。【構成】多孔質コンクリート製ブロック状構造物の下層構造部分によって、強度面での強化策を図り、かつ、その多孔質コンクリート製ブロック状構造物の透水性、通気性などの性質によって、その多孔質コンクリート製ブロック状構造物の容器状の上層構造部分に敷いた土壌に植物を育てうるようにしてなる法面工法およびその法面工法による法面構造体である。
請求項(抜粋):
下層構造部分を強度上きわめて強い法面構造であるが多数の連通路があつて、その多数の連通路を介して植物の根から、水、養分、その他の植物の繁茂に必要な成分を吸収しうるようにし、さらに、植物の根が前記連通路に伸長しうるようにして植物の繁茂に適するようにし、前記下層構造部分の上には、土壌或はその土壌に代わる植物繁茂用材を配設して、そこに植物が繁茂しうるようにしてその部分を上層構造部分にし、その上層構造部分と前記下層構造部分とにより二層構造を形成するようにして、前記上層構造部分の表面を緑化させうるようにしてなる法面工法。

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