特許
J-GLOBAL ID:200903057878505996

船舶事故後の海上に漂流層となって流出する石油製品の大量回収システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 八木田 茂 ,  浜野 孝雄 ,  森田 哲二 ,  平井 輝一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-579302
公開番号(公開出願番号):特表2004-535969
出願日: 2001年04月06日
公開日(公表日): 2004年12月02日
要約:
石油製品の大量回収システムが、下からの流出を回避するスカートを備えた密閉防材であらかじめ包囲された、回収対象の石油層に20ノットで接近するよう特別に構成された船舶(1)上に設置される。この回収システムは、非常に強い波を考慮して、十分な深さの海中へ沈み、上端(12)が壁(4、5)により上側で閉じられる動的分離タンク(2、3)と連結されている、静止傾斜路(10、11)から構成される。この船舶は、この傾斜路(10、11)を介して、水/石油の静止分離機の役割を果たすタンク(2、3)の中に石油と水を取り入れて、その中で、比重が水(14)より低い石油層(13)は水の上で浮遊し、その表面の上で厚みを増していく。
請求項(抜粋):
荒れた海の中を最高速度で迅速に移動して回収対象の石油層に近づけるよう特別に構成された船舶(1)の上に設置されることと、前記回収システムが、前記船舶の船首幅を有し(図3)、その下端が非常に強い波を考慮して十分な深さに沈み、その上端(12)が海面よりも相当上にあって一つの壁(4、5)により上側が閉じられた動的分離タンク(2、3)に連結されている静止傾斜路(10、11)で構成されていることと、前記システムがその傾斜路(10、11)の上の波の影響によって、水と石油を分離する役割を果たすタンク(2、3)内に石油と水を取り入れ、そこで取り入れた水(14)よりも比重の小さい石油層(13)が水面(15)上に厚みを増しながら浮遊することと、そしてまた前記船舶が約6ノットの最高速度で層の中を前進するときに、水を海に排出して連続的な石油と水の取り入れを可能にする、十分な容量の一組の遠心ポンプ(18)によって、この石油層の上の水準(16)が海の水準(17)より常に下に維持されるようになり、前記層(13)の下側の水準が層の重力による圧力を受けてポンプ(19)の下まで下がると、ポンプが作動し、分離した石油を分離壁(6、7)を通して貯蔵タンクへ送り込むこと、を特徴とする、石油製品の大量回収システム。
IPC (1件):
B63B35/32
FI (1件):
B63B35/32 B

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