特許
J-GLOBAL ID:200903057898270855

分散制御器およびこの制御器を用いた制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-119228
公開番号(公開出願番号):特開平5-313734
出願日: 1992年05月12日
公開日(公表日): 1993年11月26日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、異常を発生した制御ループを迅速、且つ正確に特定でき、異常に対して適切な処置ができる分散制御器およびこの制御器を用いた制御装置の提供にある。【構成】 システムの各制御ループにおける夫々の制御器において、目標値に制御量が一致するよう操作量を自制御対象に与え,且つ自制御ループの状態量を送出するフィードバック制御機構22と、自制御ループ及び他制御ループの状態量により他制御ループの異常の有無を判定する判定要素23と、この判定結果及び他の制御ループでの判定結果により各制御ループの異常の有無を判定する相互結合型ニュ-ラルネットワ-ク24と、自制御ループが異常と判定されたときには、当該異常に対応してフィードバック制御機構22に異常対策信号を送出する異常時処理要素25とを設ける。
請求項(抜粋):
複数の制御ループにより分散制御されるシステムに使用される分散制御器において、目標値に制御量が一致するように操作量を自制御対象に与え、且つ前記自制御対象の制御量を含めた自制御ループ内の状態量を出力するフィードバック制御機構と、このフィードバック制御機構より自制御ループの状態量を受けると前記両状態量に基づいて他制御ループの異常を判定する判定要素と、この判定要素の判定結果を入力して結合係数を設定し、この結合係数と他の制御ループから入力された結合係数とにより所定のしきい値関数を持つ複数の素子の出力側を他の複数の素子の入力側にそれぞれ結合し、これら入力側に加えられた所定の入力信号を前記結合係数により前記出力側からの帰還信号を加えて内部状態信号として各素子に入力し、これら各素子により前記内部状態信号を前記しきい値関数で正規化して各制御ループの異常の有無を判定する相互結合型ニューラルネットワークと、この相互結合型ニューラルネットワークにより自制御ループが異常と判定するとこの異常に対して前記フィードバック制御機構に異常対策信号を出力する異常時処理要素とから構成したことを特徴とする分散制御器。
IPC (5件):
G05B 23/02 302 ,  G06F 15/16 460 ,  G06F 15/18 ,  G06G 7/60 ,  G05B 13/02

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