特許
J-GLOBAL ID:200903057972310201

空気分離方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西藤 征彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-279932
公開番号(公開出願番号):特開平7-100323
出願日: 1993年11月09日
公開日(公表日): 1995年04月18日
要約:
【要約】【構成】 複数個の吸着槽において、第1の吸着工程(A),回収工程(B),減圧再生工程(C),復圧工程(D),第2の吸着工程(E)の5工程を、それぞれ時間帯をずらした状態でこの順で繰り返し行うようにした。【効果】 実際には各吸着槽3〜7内に固定された吸着剤が、各吸着槽3〜7で順次ずれた状態で繰り返される工程を経ることによって、あたかも各吸着槽3〜7を移動しているがごとき効果が得られ、吸着剤の粉化等を招くことなく使用することができ、得られる製品ガスの収率を大幅に高めることができる。また、本来一工程で行われていた吸着工程を、第1の吸着工程(A)と第2の吸着工程(E)の二工程に分けているため、各吸着槽3〜7の吸着剤層全体を、順次飽和に至るまで使用することができ、吸着剤の備えた能力を完全に利用することができる。
請求項(抜粋):
吸着槽を複数個設け、下記の(A)〜(E)の5工程を、各吸着槽ごとに時間帯をずらした状態でこの順で繰り返して行うようにしたことを特徴とする空気分離方法。(A) 吸着槽内に、下記のガス(イ)および(ロ)の少なくとも一方を導入し、上記導入ガスに含まれる窒素ガスを吸着剤に、吸着剤全体が飽和に達するまで吸着させる第1の吸着工程。(イ) 原料空気(ロ) 下記(B)の回収工程にある他の吸着槽から取り出される回収ガス(B) 上記第1の吸着工程の終了した吸着槽内に、下記(C)の減圧再生工程にある他の吸着槽から取り出される排ガスの一部を導入し、吸着剤に吸着された酸素ガスおよび吸着槽内の気相部に残留する酸素ガスを上記排ガスで置換し、酸素濃度が上記排ガスよりも高められた回収ガスを上記吸着槽外に取り出す回収工程。(C) 上記回収工程の終了した吸着槽内を減圧し、吸着剤に吸着されている窒素ガスを脱着させて吸着剤を再生するとともに、上記脱着ガスおよび気相部に残留するガスを排ガスとして上記吸着槽外に取り出す減圧再生工程。(D) 上記減圧再生工程の終了した吸着槽内に、下記(E)の第2の吸着工程にある他の吸着槽から取り出される製品ガスの一部を導入して復圧させる復圧工程。(E) 上記復圧工程の終了した吸着槽内に、上記(A)の第1の吸着工程にある他の吸着槽から取り出されるガスのみ、あるいはこのガスと下記のガス(イ)および(ロ)の少なくとも一方とを導入して、窒素ガスが破過する直前まで上記導入ガスに含まれる窒素ガスを吸着剤に吸着させ高純度の酸素ガスを製品ガスとして取り出す第2の吸着工程。(イ) 原料空気(ロ) 上記(B)の回収工程にある他の吸着槽から取り出される回収ガス

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