特許
J-GLOBAL ID:200903057975258308

直線運動用のころがり軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-209096
公開番号(公開出願番号):特開平5-141415
出願日: 1991年08月21日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】【目的】 直線運動用のころがり軸受の軸受主ボディの全高を、より低くしうる構造を得ること。【構成】 U字形案内キャリッジの一方の脚部と案内レールの側面との間に、2つのころ回転部A,Bが配置され、これらころ回転部が互いにその力伝達平面KA,KBと実質的に直角に位置し、かつまた互いにその回転平面UA,UBと実質的に平行に位置するようにした。更に、各回転部A,Bのころは、すべて互いに軸平行に配置され、ころ列A1,B1ところ列A2,B2とは、回転部A,B内で、ころ軸方向に互いにずらされている。
請求項(抜粋):
直線運動用のころがり軸受であって、縦軸線(L)、2つの側面(10b)、頂面(10a)、2つの側面(10b)間に中心平面(S)を有する案内レール(10)と、ウエブ平面(E-E)と平行に延びる、案内レール(10)の頂面(10a)と反対側のウエブ(12b)に加え案内レール(10)の側面(10b)に隣接する脚(12c)を有するU字形案内キャリッジ(12)と、案内キャリッジ(12)を案内レール(10)上で案内するための複数の転動体回転部(A)とを含んでおり、そのさい、中心平面(S)の少なくとも片側に2つの転動体回転部(A,B)、すなわちころ回転部が配置されており、更に、双方のころ回転部(A,B)のそれぞれが、ころ軸線(14a)、転動面(14b)、軸方向に間隔を有するころ端面(14c)、ころ軸線(14a)上の、両端面(14c)の中央に位置するころ中心点(14d)を有するころ(14)により構成されており、更に、各ころ回転部(A,B)が、案内レール(10)の縦軸線(L)と平行な、案内キャリッジ(12)の荷重受容軌道(A12,B12)、及び案内レール(10)の縦軸線(L)と平行な、案内レール(10)の荷重受容軌道(A11,B11)に係合している直線的な荷重伝達ころ列(A1,B1)と、案内キャリッジ(12)の戻り案内(A20,B20)内のほぼ直線的な戻りころ列(A2,B2)と、案内キャリッジ(12)の弧状案内(A30)内の2つの弧状ころ列(A3)とを含んでおり、更に、各ころ回転部(A,B)のすべてのころ(14)のころ軸線(14a)が互いに平行に配置されており、更に、双方のころ回転部(A,B)が、各1つの回転平面(UA,UB)を決定し、これらの平面が、荷重伝達ころ列(A1,B1)のころ(14)と、それぞれのころ回転部の戻りころ列(A2,B2)のころ(14)とを含んでおり、更に、各ころ回転部(A,B)のそれぞれの荷重伝達ころ列(A1,B1)のころ(14)が、力の伝達平面(KA,KB)を決定し、この平面が、荷重伝達ころ列(A1,B1)のころ(14)のころ軸線(14a)上に垂直に位置し、このころ列(A1,B1)のころ(14)の中心点(14d)を含んでおり、更に、双方のころ回転部(A,B)の力伝達平面(KA,KB)と回転平面(UA,UB)が、案内レール(10)の縦軸線(L)と平行であり、更に、双方のころ回転部(A,B)の荷重伝達ころ列(A1,B1)の力伝達平面(KA,KB)が、互いに第1の角度(α)をなし、回転平面(UA,UB)が互いに第2の角度(β)をなしており、更に、双方のころ回転部(A,B)の投影が縦軸線(L)方向では交差することがなく、更に、双方のころ回転部(A,B)はウエブ平面(E-E)に対し垂直方向に上下に配置されており、更に、双方のころ回転部(A,B)の戻りころ列(A2,B2)は、荷重伝達ころ列(A1,B1)よりも案内レール(10)の中心平面(S)から離れている形式のものにおいて、ころ回転部(A,B)の各回転部内で戻りころ列(A2,B2)のころ(14)が、荷重伝達ころ列(A1,B1)のころ(14)に対し、それぞれのころ回転部(A,B)のころ軸線(14a)の方向にそれぞれずらし間隔(V)だけずらされて配置され、かつまたそれぞれのころ回転部(A,B)の双方の弧状ころ列(A3)の連続するころ(14)は、互いに相対的にそれぞれのころ軸線(14a)の方向にそれぞれ個別ずらし間隔だけずらされており、それぞれ弧状ころ列にわたるこの個別ずらし間隔の合計が、それぞれのずらし間隔(V)に合致しており、更に、戻りころ列(A2,B2)の配列のずらし方向が、双方のころ回転部(A,B)の荷重伝達ころ列(A1,B1)に対して、第2の角度(β)が第1の角度(α)より小さくなるように選ばれていることを特徴とする、直線運動用のころがり軸受。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭62-057832
  • 特開昭61-038216
  • 特開昭64-012129

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