特許
J-GLOBAL ID:200903057977294263

スクロール気体圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 滝本 智之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-332992
公開番号(公開出願番号):特開平9-170574
出願日: 1995年12月21日
公開日(公表日): 1997年06月30日
要約:
【要約】【課題】 常時密閉圧縮空間のない容積比を備えるスクロール気体圧縮機の圧縮効率向上のための効果的なバイパス穴の配管構成を実現したものである。【解決手段】 吐出口に最も近い第2圧縮室2bが吐出口30に連通する直前の状態と、第2圧縮室2bがその状態から150度前進した状態とで、旋回スクロールラップ13aによってバイパス穴39a,39bの一部が閉塞されない位置に、第2圧縮室2bと吐出室32との間を連通するバイパス穴39a,39bを設けたものである。この構成によれば運転圧縮比が設定圧縮比より小さい場合には、圧縮途中気体を吐出室32に一部排出して過圧縮を防止して圧縮入力の低減と圧縮機破損を防止することができる。
請求項(抜粋):
固定スクロールの一部をなす鏡板の一面に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップに対して、旋回スクロールの一部をなすラップ支持円板上に直立し且つ前記固定スクロールラップに類似した形状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両スクロール間に渦巻き形の一対の圧縮空間を形成し、前記固定スクロールラップの中心部に吐出室に通じる吐出口を設け、前記固定スクロールラップの外側には吸入室を設け、駆動軸と係合する前記ラップ支持円板と、前記固定スクロールを締結し且つ前記駆動軸を支持する本体フレームとに係合する前記旋回スクロールの自転阻止部材を介して、前記旋回スクロールが前記固定スクロールに対し公転運動を行うことによって、前記各圧縮空間が吸入側より吐出側に向けて連続移行する複数個の圧縮室に区画されて流体を圧縮すべく容積変化するスクロール圧縮機構を形成し、前記ラップ支持円板の反圧縮空間側が前記本体フレームに設けたスラスト軸受に支持される形態、または前記旋回スクロールが前記固定スクロールの側に背圧付勢される形態とし、前記吐出口から前記鏡板に隣接する吐出室へのみの流体流れを許容する逆止弁装置を前記鏡板に配置し、圧縮途中の前記圧縮室に前記旋回スクロールラップで全開全閉される状態で開口し且つ他端が前記吐出室に通じる少なくとも一対以上のバイパス穴を前記鏡板に対称配置するとともに、前記バイパス穴を介して前記圧縮室から前記吐出室へのみ流体の排出を許容するバイパス弁装置を前記鏡板に設けた構成で、前記圧縮空間は前記吐出室にも前記吸入室にも間欠的に連通しない空間が存在せず、前記バイパス穴は、前記吐出口に最も近い圧縮室が前記吐出口に連通する直前の状態と、前記最も近い圧縮室がその状態から150度前進した状態とで、前記旋回スクロールラップによって前記バイパス穴の一部が閉塞されない位置に設けられたスクロール気体圧縮機。
IPC (4件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02 ,  F04C 29/00 ,  F04C 29/02 311
FI (5件):
F04C 18/02 311 X ,  F04C 18/02 311 J ,  F04C 18/02 311 Q ,  F04C 29/00 J ,  F04C 29/02 311 H

前のページに戻る