特許
J-GLOBAL ID:200903057989691152

ゼロ電流スイッチングフォワードパワーコンバータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤村 元彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-075453
公開番号(公開出願番号):特開平6-054530
出願日: 1993年04月01日
公開日(公表日): 1994年02月25日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 負荷の変動に伴うコンバータの周波数変化が抑制され、コンバータの出力リップルも抑制され不連続な動作モードが回避されるゼロ電流スイッチングフォワードコンバータを提供する。【構成】 比較的高負荷の場合は、出力インダクタ214に流れる負荷に向う電流は単方向導電素子250によってエネルギー伝達コンデンサ220をバイパスせしめられてコンバータの動作は従来例のゼロ電流スイッチングフォワードパワーコンバータと同じである。しかしながら、軽負荷の時は、インダクタ214において電流の逆流が生じ該出力インダクタ214を流れる逆電流に応じたコンデンサ220の時間変化応答を電力消費素子が抑制してコンデンサ220の両端電圧の変化は滑らかにかつ予想できる状態になる。該電力消費素子の値は該電力消費素子、コンデンサ220及び出力インダクタ214によって形成される回路が略臨界ダンピングになるような値に選ばれる。
請求項(抜粋):
負荷に電力を供給するゼロ電流スイッチングフォワードパワーコンバータ回路であって、電源と、一次巻線及び二次巻線を有し有孔2次漏洩インダクタンスL2eを有する電力トランスと、前記パワートランスの一次巻線に前記電源を接続する第1スイッチング素子と、前記二次巻線に直列に接続されて前記第1スイッチング素子の導通の間において導通する方向に設けられた第1単方向導電素子と、前記二次巻線及び前記単方向導電素子に直列に接続されたキャパシタンスCのコンデンサと、前記コンデンサ及び前記負荷の間に直列に接続されて前記負荷に電力を供給するインダクタンスLoのインダクタと、前記パワートランスの二次側に接続されて前記コンデンサの両端電圧がほぼゼロになり、かつ前記インダクタを流れる電流が前記負荷の方向に向う時前記コンデンサの充電を禁止する回路手段と、前記パワートランスの二次側に接続された第2スイッチング素子と、前記インダクタ及び前記コンデンサによって形成される共振回路に前記第2スイッチング素子が閉成し前記負荷から流れ出る方向に前記インダクタの中を電流が流れる時ダンピングを与えるべく前記パワートランスの二次側に接続された電力消費素子を含むダンピング手段と、前記第1スイッチング素子を開閉して前記トランスの実効漏洩インダクタンスを介して前記電源からエネルギーを伝送してπ√(L2e×C)の特性時間スケールのエネルギー伝達サイクルの間に前記コンデンサを充電し、前記二次巻線の電流がほぼゼロになったとき前記スイッチング素子を開放せしめ、前記エネルギー伝達サイクルにおいて伝達されるエネルギー量を前記スイッチング素子の開閉により制御する第2手段を有するコントローラとからなることを特徴とするコンバータ回路。

前のページに戻る